よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


費-1費用対効果評価制度の見直しに関する検討(その2) (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64502.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第73回 10/15)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(5)ICERの不確実性について(不確実性を踏まえた対応)
○各国の費用対効果評価の判定基準について、いずれもQALY、ICER又はその両方を用いている。

英国

医療技術評価機関
NICE(The National Institute for Health and
Care Excellence)が発行するTechnology
Appraisalガイダンスに基づく

判定基準
・QALY(疾病横断的な指標)を用いた分析を基本としている
・保険償還の推奨可否判定基準としてICERを1QALYあたり2
~3万ポンドとする
・医薬品市場再編法に基づく評価(効率性フロンティア法)

ドイツ

IQWiG(Institute for Quality and Efficiency in
Health Care)にて評価

フランス

・CTによるASMRの5段階評価で償還価格を決定
HAS(Haute Autorité de Santé)の透明性委員会
(Commission de la Transparence: CT)にて評価 ・QALY(疾病横断的な指標)を用いた分析を基本としている

カナダ

カナダ医薬品医療技術庁(Canadian Agency for
・QALY(疾病横断的な指標)を用いた費用効果分析を基本と
Drugs and Technologies in Health: CADTH)にて
している
評価

韓国

HIRA(医薬品:保健福祉部が監督)及びNECA
(医療機器:保健福祉部が監督)に分かれて評価

・医薬品はICERを用いた費用効果分析又は、費用最小化分析
を実施。医療機器は系統的レビューを実施。

オランダ

厚生労働省にあたるVolksgezonheid, welzijn en
sportに審査資料が送られ、Zorginstituut
Nederlandにより評価

・QALY(疾病横断的な指標)を用いた分析を基本としている
・ICERのreference priceを疾患重症度に応じて20,000,
50,000, 80,000ユーロ/QALYで分類する。

PBAC(Pharmaceutical Benefits Advisory
オーストラリア
Committee)における議論を参考に保健大臣が行う

・疾病特異的指標を用いてICERをもとに評価:追加的有用性
Not proven、Major、Considerable、Minor、定量化困難の
5分類

・QALY(疾病横断的な指標)を用いた分析を基本としている
(EQ-5D、HUI、SF-6Dの使用を推奨)
・QALYを使用しなかった場合は、その旨について説明が必要

ASMR: Amélioration du Service Médical Rendu(追加的有用性)
出典:令和6年度諸外国における医薬品・医療機器の費用対効果評価に関する状況調査、中医協参考人提出資料(H26.09.10)、中医協参考人提出資料(H25.07.31)

20