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費-1費用対効果評価制度の見直しに関する検討(その2) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64502.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第73回 10/15)《厚生労働省》
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(参考)専門組織(i)の不服ーテゼスパイアの例
対象品目名:テゼスパイア皮下注用210mg(テゼペルマブ)
製造販売業者名:アストラゼネカ株式会社
効能又は効果:気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない重症又は難治のぜんそく患者に限る)
専門組織案

専門組織案(不服前)

製造販売業者案

専門組織案(不服後)

(a-1)’ ベンラリズマブ(抗IL-5/IL-5Rα抗
体のうち安価なもの)

(a-1)’’ 既存の生物学的製剤 (メポリズマブ、
ベンラリズマブ、デュピルマブ)のうち最
も安価なもの

(a-3) オマリズマブ

(a-2)’ オマリズマブ(抗IL-5/IL-5Rα抗体
以外の生物学的製剤のうち安価なもの)

(a-2)’’ オマリズマブ

(b) 標準療法* (評価対象技術:テゼペルマブ
+標準療法)
*標準療法は、吸入β2刺激薬、吸入ステロイ
ド薬等

(b) 標準療法*(評価対象技術:テゼペルマブ
+標準療法)
*標準療法は、吸入β2刺激薬、吸入ステロイ
ド薬等

(b) 標準療法* (評価対象技術:テゼペルマブ
+標準療法)
* 標準療法は、吸入β2刺激薬、吸入ステロイ
ド薬等

既存治療でコントロール困難な2型喘息に対
し、血中好酸球数やIgE抗原感作の有無に応
じて生物学的製剤が選択される。
分析対象集団(a-1)(好酸球高値)ではメポリズ
マブまたはベンラリズマブ、(a-2)では3剤中
最安価な製剤、(a-3)(IgE陽性)ではオマリズ
マブが比較対照技術とされる。非2型喘息(b)
では標準療法が適切とされる。

比較対象技術のオマリズマブを選定する際に
製造販売業者より「生物学的製剤のうちオマ
リズマブの投与割合は2割もなく、最も安価
な治療として選択することは臨床実態と乖離
している」との意見あり。

専門組織での議論の結果、オマリズマブの投
与割合はNDBからのリアルワールドデータを
参照しても低すぎるとは言えず、比較対照技
術は(a-2)’’の集団についてはオマリズマブを
選択することとなった。

(a-1) 既存の生物学的製剤 (メポリズマブ、
ベンラリズマブ)のうち最も安価なもの

(a-2) 既存の生物学的製剤 (メポリズマブ、
ベンラリズマブ、デュピルマブ)のうち最も安
価なもの
比較対照技術

比較対照技術の
選定理由、不服
意見の理由など

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