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入ー1 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》
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(総合入院体制加算・急性期充実体制加算の実績に関する分析)(P38~P50)
○ 総合入院体制加算・急性期充実体制加算を届け出ている病院の多くは、救急
搬送件数 2000 件、全身麻酔手術件数 1200 件以上であったが、各加算区分によ
って、実績要件の満たす割合や、総合的な診療体制は異なっており、総合入院
体制加算1届出病院では概ね全ての手術等の実績や診療体制を満たしている
一方、総合入院体制加算3等では各実績要件を満たしている病院の割合が低か
った。
○ 実績要件を満たす割合が低い病院でも、各加算届出病院では、6~7の診療
科を標榜しており、総合的な診療体制を有していた。
○ 総合的な診療体制については、精神科の入院提供体制を満たす割合が低い傾
向にあった。
○ 総合入院体制加算と急性期充実体制加算では、実績要件における心臓血管外
科手術の対象 K コードと実績件数が異なっており、総合入院体制加算の対象手
術には人工心肺を使用する冠動脈、大動脈バイパス手術等が入っていない一方、
手術実績は総合入院体制加算が 40 件/年、急性期充実体制加算が 100 件/年と
なっている。
○ 常勤の心臓血管外科医が1~2人の病院では、急性期充実体制加算の対象と
なる心臓血管外科手術の中央値が0件/年とほとんどの施設で実施されておら
ず、第3四分位点も 40 件/年となる一方、心臓血管外科医が3~5人の病院で
は、急性期充実体制加算の対象となる心臓血管外科手術は第1四分位点でも 55
件/年実施されている。
(離島、こども病院など特殊な類型における急性期の機能の分析)(P52~P55)
○ 有人離島からなる二次医療圏における病院では、その他の医療圏と比較して、
救急搬送受入件数が少なく、年間 3000 件を超えるような病院はなかった。
○ こども病院では、救急搬送受入件数と全身麻酔手術件数の分布について、同
じ救急搬送件数を受けている一般病院と比較して、手術件数が多い傾向にあり、
急性期充実体制加算の対象となる手術も一定程度実施されていた。また、こど
も病院で救急搬送の地域シェア率が1/4を超えるような医療機関はなかっ
た。
② 分析結果に関する主な意見
(急性期の病院の機能について)
○ 病院単位の機能に着目した指標として何が適切か考えていく必要があると
の意見があった。
○ 急性期の機能として、
「新たな地域医療構想のとりまとめ」の「急性期拠点」
の機能を想定して指標をみているが、具体的にどの程度の病院を想定している
かのすりあわせが必要ではないかとの指摘があった。
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