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入ー1 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》
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(B項目について)(P112~135)

入院初日にB得点が3点以上である割合は、特定機能病院や急性期一般入
院料1で低く、急性期一般入院料2~6や地域一般入院料1、地域包括医療病
棟で高かった。また入院初日にB得点が3点以上である割合は、地域包括医療
病棟では 66%、脳卒中ケアユニット(SCU)では 76%と高い割合を占めて
いた。
○ 入院初日にB得点が3点以上である割合は、特定機能病院、急性期一般入院
料、地域一般入院料1において全体的に下がっていた(データ取得時期の季節
変動に留意する必要) 。地域包括医療病棟では入院初日にB得点が3点以上
である割合が 68%であり、令和6年では最も高い割合であった。
○ 急性期一般入院料2~6、地域包括医療病棟における入院時と退院時のB得
点を要介護度別にみると、いずれの時点でも要介護度と相関する傾向にあり、
特に要介護4~5においては、入院時から退院時にかけてB得点の変化がほと
んどみられなかった。
○ 重症度、医療・看護必要度の記録については、入院・外来医療等における実
態調査(病棟看護管理者票)で約3割が課題なしと回答していた。一方、「職
員研修に手間がかかる」「必要度の記録により時間外勤務が発生している」も
それぞれ約3割、2割弱が回答していた。「看護職員による記録忘れが多い」、
「看護必要度に関する職員研修に手間がかかる」は必要度Ⅰで割合が高かった。
○ B得点の平均は、入院後日数が経つにつれ、患者数の減少とともに緩やかに
上昇していた。平均値も同様の推移であった。B得点の前日との差分の平均は、
入院3日目頃からわずかに改善し、7日目頃から前日との差分が0点近く安定
した推移になっていた。
○ B得点の前日との差分を各日 100%積み上げ棒グラフで表すと、全経過にわ
たり、前日と同じB得点(差分0点)の患者が最も多く、入院5日目頃から前
日との差分が0点の患者が約7割で安定していた。
○ 入院料毎にB得点の推移をみると、包括期の病棟になるにつれ、初日のB得
点が高くなるが、推移はどの病棟も類似していた。
○ B得点の前日からの変化の平均の推移を、要介護度と初日のB得点の組合せ
ごとに分析すると、要介護度によらず、初日のB得点によってその後の推移は
概ね一定のパターンを示し、入院4日目頃からは、概ね0点で推移していた。
予定入院と緊急入院で比較すると、入院7日目以降に前日との差分が概ね0点
で推移する点は共通しているが、予定入院でのみ、入院4~7日目頃にB点数
が改善する期間がみられた。
○ 手術を起点にB得点を観察すると、手術日にB得点が大きく変化し、術後7
日目以降、概ね安定した推移となっていた。
○ 重症度、医療・看護必要度が7日後に±1点以内でほぼ変わらない患者の割
合を、C項目手術非実施症例(内科系症例を多く含む)は入院からの日数、C
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