よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


入ー1 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。



機能の指標は、原則として操作されないものが良いと考えるが、あまり厳し
いと基準では満たせるところがなくなるため、過剰な救急搬送や緊急入院につ
いては別の尺度で抑制的に評価していくことも考えられるのではないかとの
意見があった。
○ 救急搬送受入件数については、高齢者救急を受けるという観点から、年齢で
重み付けした評価も考えられるのではないか。また、下り搬送については、救
急患者連携搬送料の普及は十分とは言えず、下り搬送の定義を同じにするのか
どうか等、指標として利用する際には検討課題になるのではないかとの指摘が
あった。
(地域包括医療病棟・地域包括ケア病棟の患者像について)
○ 同じ 10 対1看護配置である急性期一般入院料2~6と比較し年齢層や介護
度が高い患者が入棟しているのは一定程度目的に沿った運用が想定されるが、
これらの患者に対するADLの向上などのアウトカム指標の分析を行い、実際
にこの病棟で目指していた治療が提供できているか確認すべきではないかと
の意見があった。
○ 多疾患併存の患者に対する評価指標を検討すべきではないかとの意見があ
った。
(地域包括医療病棟・地域包括ケア病棟の医療資源投入量について)
○ 地域包括医療病棟における外科系の請求点数は高いというデータについて、
外科系は手技料が当然必要な他、手術室の設備や手術のための人的配置も必要
でコストがかかるとため、ある程度は必要なコストと考えるべきではないかと
の意見があった。
○ DPC対象病院の地域包括ケア病棟で短期滞在手術等基本料3の対象とな
る手術を行い、地域包括ケア病棟入院料プラス手術点数を取ると、短期滞在手
術等基本料3より点数が高いため、DPC対象病院ではそうした患者を地域包
括ケア病棟でみていると思われるとの意見があった。
○ 地域包括医療病棟で救急を含む全ての患者を一律の点数でみるのは無理が
あるため、何らかの指標を用いて区分するという考え方は妥当ではないかとの
意見があった。
○ 予定/緊急入院や手術の有無により医療資源投入量に差があることについて、
包括期は退院に向けた訓練等も行う機能を有しており、中長期の入院期間内に
病名が変わることもあるため、DPCに準じて疾患毎に評価を細分化すること
はなじまず、今回のように区分することはよいのではないか。また、他の区分
の組合せによる指標についても検討する必要があるのではないかとの指摘が
あった。

10