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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》 |
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項目手術実施症例は手術からの日数に応じて経時的に観察したところ、対象手
術の非実施症例は、入院1日目から7日後にB得点が変わらない患者の割合が
約6割であり、入院7日目頃までにゆるやかに上昇し、7日目には約7割であ
った。一方、対象手術の実施症例(外科系症例)では、術後4日目頃まで7日
後とB点数が変わらない患者の割合は6割を切っており、術直後はB得点の変
化が大きいと考えられた。その後7日後とB得点が変わらない患者の割合は増
加し、7日目頃には対象手術非実施症例と同様約7割となった。
○ A項目の変化とB項目の変化の関係をみると、入院や手術後早期では、A項
目が不変でもB項目が変化しない割合は5~6割とそれ以降に比べて少なく、
手術後6日目までは、A項目の変化とB項目の変化の方向が一致しない症例が
多かった。入院や手術後一定の期間を経過した後は、A項目が変化しなければ
B項目は前日から変化しない割合が7割を超えており、A項目が2点以上変化
した場合に、B項目が同じ方向に変化する患者の割合が多かった。
(内科系症例におけるA項目・C項目について)(P137~164)
○ 急性期一般入院料1において、外科系症例(C項目C15~20、C23 のいずれ
かに入院中該当した症例)と比較し、内科系症例(それ以外の症例)では、A
得点2点以上、3点以上となる該当割合はいずれも低かった。急性期一般入院
料2~6、地域包括ケア病棟のA得点1点以上においても同じ結果であった。
○ 内科系症例の中でも、肺炎等、尿路感染症、その他の感染症(いずれもDP
C6桁名称)においては、急性期一般入院料1~6において、A項目の基準該
当割合が内科系症例全体に比較して低かった。一方、地域包括ケア病棟におけ
るA得点1点以上の割合は内科系症例全体よりも高かった。
○ 急性期一般入院料1の病棟において、入院からの日数とA得点の状況を分析
すると、入院 2 日目以降、A点数 1 点以上~5 点以上のいずれにおいても、外
科系症例(※)のほうが内科系症例に比べて割合が高かった。(※以降の分析
では、手術に係るKコードを入院中に算定した症例を外科系症例と定義した。)
地域包括医療病棟でも同様の傾向であった。
○ 急性期一般入院料1の病棟における内科系症例で割合が高いA項目の下位
項目は、A2 呼吸ケア、A6_6 免疫抑制剤、A7 緊急入院等であった。一方、地域
包括医療病棟における内科系症例で割合が高いのは A2 呼吸ケア、A7 緊急入院
であった。A2 呼吸ケアは、その差が急性期一般入院料1の病棟と比べて大きか
った。A6_6 免疫抑制剤は、急性期一般入院料に比べ、全体的な使用頻度が少な
く、外科系症例との差が目立たなくなっていた。
○ 検査や画像診断に係る包括内の出来高換算点数が一定以上である割合をみ
ると、急性期一般入院料1の病棟と地域包括医療病棟のいずれにおいても、入
院4日目以降、検査について内科系症例がわずかに高くなる傾向であり、入院
9日目からは再び外科系症例の該当割合が高くなっていた。画像検査について
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術の非実施症例は、入院1日目から7日後にB得点が変わらない患者の割合が
約6割であり、入院7日目頃までにゆるやかに上昇し、7日目には約7割であ
った。一方、対象手術の実施症例(外科系症例)では、術後4日目頃まで7日
後とB点数が変わらない患者の割合は6割を切っており、術直後はB得点の変
化が大きいと考えられた。その後7日後とB得点が変わらない患者の割合は増
加し、7日目頃には対象手術非実施症例と同様約7割となった。
○ A項目の変化とB項目の変化の関係をみると、入院や手術後早期では、A項
目が不変でもB項目が変化しない割合は5~6割とそれ以降に比べて少なく、
手術後6日目までは、A項目の変化とB項目の変化の方向が一致しない症例が
多かった。入院や手術後一定の期間を経過した後は、A項目が変化しなければ
B項目は前日から変化しない割合が7割を超えており、A項目が2点以上変化
した場合に、B項目が同じ方向に変化する患者の割合が多かった。
(内科系症例におけるA項目・C項目について)(P137~164)
○ 急性期一般入院料1において、外科系症例(C項目C15~20、C23 のいずれ
かに入院中該当した症例)と比較し、内科系症例(それ以外の症例)では、A
得点2点以上、3点以上となる該当割合はいずれも低かった。急性期一般入院
料2~6、地域包括ケア病棟のA得点1点以上においても同じ結果であった。
○ 内科系症例の中でも、肺炎等、尿路感染症、その他の感染症(いずれもDP
C6桁名称)においては、急性期一般入院料1~6において、A項目の基準該
当割合が内科系症例全体に比較して低かった。一方、地域包括ケア病棟におけ
るA得点1点以上の割合は内科系症例全体よりも高かった。
○ 急性期一般入院料1の病棟において、入院からの日数とA得点の状況を分析
すると、入院 2 日目以降、A点数 1 点以上~5 点以上のいずれにおいても、外
科系症例(※)のほうが内科系症例に比べて割合が高かった。(※以降の分析
では、手術に係るKコードを入院中に算定した症例を外科系症例と定義した。)
地域包括医療病棟でも同様の傾向であった。
○ 急性期一般入院料1の病棟における内科系症例で割合が高いA項目の下位
項目は、A2 呼吸ケア、A6_6 免疫抑制剤、A7 緊急入院等であった。一方、地域
包括医療病棟における内科系症例で割合が高いのは A2 呼吸ケア、A7 緊急入院
であった。A2 呼吸ケアは、その差が急性期一般入院料1の病棟と比べて大きか
った。A6_6 免疫抑制剤は、急性期一般入院料に比べ、全体的な使用頻度が少な
く、外科系症例との差が目立たなくなっていた。
○ 検査や画像診断に係る包括内の出来高換算点数が一定以上である割合をみ
ると、急性期一般入院料1の病棟と地域包括医療病棟のいずれにおいても、入
院4日目以降、検査について内科系症例がわずかに高くなる傾向であり、入院
9日目からは再び外科系症例の該当割合が高くなっていた。画像検査について
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