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入ー1 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》
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さらに、地域包括ケア病棟を含む包括期の入院医療を担う病棟において、高齢者
救急の受入の他に、在宅医療や施設等の後方支援を担う観点から、こうした機能
に関する指標についての検討を行った。
○ 包括期の入院医療を担う病院の機能を表現しうる指標の候補として、救急搬送
の受入以外に、協力医療機関である場合等に算定できる加算等の後方支援の実施
状況や、当該病棟への自宅等からの直接の入院等があげられた。それぞれの項目
について、各病棟における算定回数や件数にはばらつきがみられた。
3.重症度、医療・看護必要度について
○ 特定集中治療室用・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度等、また一
般病棟用の重症度、医療・看護必要度等について令和6年度改定を踏まえた基準
該当割合等について検討を行った。
〇 特定集中治療室(ICU)
・ハイケアユニット(HCU)について、致死性不整
脈等のリスクに備えた管理は、ICUやHCUの重要な役割の一つであることを
踏まえて、
「蘇生術の施行」
「電気的除細動」
「抗不整脈薬の投与」
「一時的ペーシン
グ」等の処置について、それぞれの重症度、医療・看護必要度での位置づけを検討
してはどうかとの意見があった。
○ 一般病棟用の重症度、医療・看護必要度等について、令和6年 11 月1日時点で
は、必要度Ⅱを届け出ている施設は、令和4年 11 月1日時点より増加していた。
○ 入院初日にB得点が3点以上である割合は、特定機能病院や急性期一般入院料
1で低く、急性期一般入院料2~6や地域包括医療病棟等で高かった。
○ B項目は要介護度と相関する傾向がみられ、入院や手術から4~7日後には点
数の変化が少なくなる傾向があった。A項目が±2点以上の場合には、同じ方向
に点数が動く患者の割合が増えていたが、術後早期については、A項目の変化と
は逆方向の変化を示す患者も多かった。
○ B項目の測定の手間に言及する意見があった一方、高齢者を看る負担をB項目
以外では評価できないと考えられ、B項目に代わるものがない限り、B項目が必
要ではないかという意見があった。
○ B項目の術後7日目以降の変化や、内科系症例での入院4日目以降の変化が安
定していることを踏まえ、測定間隔の緩和を検討してはどうかという意見があっ
た。
○ 内科系症例ではA・C項目が一定点数以上である割合が外科系疾病と比較して
低く、重症度、医療・看護必要度がつきにくいことは明らかであるとの指摘があ
った。
○ また、抗菌薬はA項目で評価されないので、感染症の患者は重症度、医療・看護
必要度が付きにくい一方、圧倒的に救急搬送、緊急入院の割合が高いので、この
部分の評価を増やすことで、感染症患者等も評価されやすくなるのではないかと
の意見があった。
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