よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


入ー1 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(内科系症例におけるA・C項目について)
○ 内科系症例は重症度、医療・看護必要度が付きにくいことは明らかであると
の指摘があった。
○ 内科、外科ではそもそも診療の負担の観点が異なっており、内科では診断プ
ロセスの比重が高く、外科は治療そのものの比重が高いとの指摘があった。た
だし、診断プロセスの評価指標として検査を評価すると、検査費用の増加を招
きかねないため、留意すべきとの意見があった。また、ステロイドパルスの実
施や免疫抑制剤の使用機会も増えており、免疫抑制剤の増点はあり得るのでは
ないかとの意見があった。
○ 誤嚥性肺炎や尿路感染症が中心となっていると、必要度 II の 15%を達成す
るのが困難であり、高齢者救急を担う地域包括医療病棟の基準を検討すべきで
はないかとの意見があった。
○ 抗菌薬はA項目で評価されないので、感染症の患者は重症度、医療・看護必
要度が付きにくい。一方、圧倒的に救急搬送、緊急入院の割合が高いので、こ
の部分の評価を増やすことで、感染症患者も評価されやすくなるのではないか
との意見があった。
○ 内科系ではB項目の点数が高いことから、以前の基準ではA得点が低くなっ
ても、B項目の点数で療養の世話の手間を評価できていた。内科系診療の手間
をA・C項目で測ることが難しければ、ある程度急性期にふさわしい患者像で
あることを入院時に絞ったうえで、B項目が活用できるのではないかとの意見
があった。

A・C項目の追加項目を追加した場合のシミュレーションについて、B項
目を評価することの影響を併せて分析することによって、より正確な評価がで
きるのではないかとの意見があった。
○ これまでの議論の中で、C項目から処置や手術も外来でできるようなものは
外してきたが、高齢者は外来で頻回の検査等を行うのが難しいことから、入院
でそうした診療を行うケースもあるため、高齢者の入院に着目した評価があっ
ても良いのではないかとの意見があった。
○ 同じ疾患でも手術する、しないといった違いがあるため、内科系・外科系は
手術したものとしないものといった区別をしないと、実際に評価していくとき
に切り分けが難しくなるのではないかとの意見があった。
○ 内科学会からの提案については、重症度に提案の項目を入れたからといって、
当該項目として入った処置や検査等を不用意に実施するという医療機関は少
ない提案ではないかと考えられるが、外来主体か、入院主体か、入院にふさわ
しいものなのか、といった分析はしておく必要があるのではないかとの意見が
あった。

18