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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00276.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第6回 7/3)《厚生労働省》 |
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○
外科症例と内科症例で、救急搬送や緊急入院の割合を比較すると、いずれも
内科症例で高かった。85 歳以上の高齢者ではその傾向がより顕著であり、内科
症例の9割程度が緊急入院であった。(P113)
○ 急性期一般入院料、地域包括医療病棟における 85 歳以上の入院患者数上位
20 位疾患(DPC6桁、14 桁コードのそれぞれ)について、上位疾患の多く
は緊急入院率が 90%を超えており、その多くが内科疾患であった。ほとんどの
疾患は全年齢における入院患者数上位疾患と一致していた。(P114~116)
○ 内科系症例が外科系症例と比べて重症度、医療・看護必要度のA項目を満た
しにくいことについて、受け入れが求められる内科症例の重症度を適切に評価
するための指標の案をいくつか挙げ、各案のメリットや考えられる懸念につい
て議論した。(P117)
② 分析結果に関する主な意見
(必要度Ⅰ・Ⅱについて)
○
重症度、医療・必要度 I と II の該当割合に差がなくなって移行しやすくな
っており、今後、I と II の評価対象の診療行為を整理していくべきではない
か。
○ 重症度、医療・看護必要度 II の評価の負担が低く、I が依然として負担が高
いという資料が必要ではないか。
(B項目について)
○ 重症度、医療・看護必要度のB項目の扱いについて、基準から除外された急
性期一般入院料1のB項目の測定については、現場の負担を考慮して、見直し
が必要ではないか。
〇 測定の負担については、令和2年度に「根拠となる記録」を不要とする見直
しが行われており、必要度Ⅱの使用も進んできて、負担は少なくなっているの
ではないか。データにおいて未入力は限られた割合にとどまっており、必ずし
も負担といえるかの評価や、さらなる負担軽減策の検討を行うという考え方も
あるのではないか。
○ 高齢者を看る負担をB項目以外では評価できないと考えられ、B項目に代わ
るものがない限り、B項目が必要ではないか。
○ B項目の意義について考えるうえで、A項目が高い場合、B項目も高いが、
B項目が高ければA項目が高いわけではなく、どのような場合にどう相関があ
るのか等、データを出して議論すべきではないか。
○ B項目というのは、入院時のADLそのものであって、重症度、つまり医療
による日々の変化をとらえるのはA/C項目で十分なのではないか。一方で、
看護・介護の必要性にはADLの要素は極めて重要なので、重症度、医療・看
護必要度と切り離して、そういったものを評価する指標があっても良いのでは
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外科症例と内科症例で、救急搬送や緊急入院の割合を比較すると、いずれも
内科症例で高かった。85 歳以上の高齢者ではその傾向がより顕著であり、内科
症例の9割程度が緊急入院であった。(P113)
○ 急性期一般入院料、地域包括医療病棟における 85 歳以上の入院患者数上位
20 位疾患(DPC6桁、14 桁コードのそれぞれ)について、上位疾患の多く
は緊急入院率が 90%を超えており、その多くが内科疾患であった。ほとんどの
疾患は全年齢における入院患者数上位疾患と一致していた。(P114~116)
○ 内科系症例が外科系症例と比べて重症度、医療・看護必要度のA項目を満た
しにくいことについて、受け入れが求められる内科症例の重症度を適切に評価
するための指標の案をいくつか挙げ、各案のメリットや考えられる懸念につい
て議論した。(P117)
② 分析結果に関する主な意見
(必要度Ⅰ・Ⅱについて)
○
重症度、医療・必要度 I と II の該当割合に差がなくなって移行しやすくな
っており、今後、I と II の評価対象の診療行為を整理していくべきではない
か。
○ 重症度、医療・看護必要度 II の評価の負担が低く、I が依然として負担が高
いという資料が必要ではないか。
(B項目について)
○ 重症度、医療・看護必要度のB項目の扱いについて、基準から除外された急
性期一般入院料1のB項目の測定については、現場の負担を考慮して、見直し
が必要ではないか。
〇 測定の負担については、令和2年度に「根拠となる記録」を不要とする見直
しが行われており、必要度Ⅱの使用も進んできて、負担は少なくなっているの
ではないか。データにおいて未入力は限られた割合にとどまっており、必ずし
も負担といえるかの評価や、さらなる負担軽減策の検討を行うという考え方も
あるのではないか。
○ 高齢者を看る負担をB項目以外では評価できないと考えられ、B項目に代わ
るものがない限り、B項目が必要ではないか。
○ B項目の意義について考えるうえで、A項目が高い場合、B項目も高いが、
B項目が高ければA項目が高いわけではなく、どのような場合にどう相関があ
るのか等、データを出して議論すべきではないか。
○ B項目というのは、入院時のADLそのものであって、重症度、つまり医療
による日々の変化をとらえるのはA/C項目で十分なのではないか。一方で、
看護・介護の必要性にはADLの要素は極めて重要なので、重症度、医療・看
護必要度と切り離して、そういったものを評価する指標があっても良いのでは
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