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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00276.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第6回 7/3)《厚生労働省》 |
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になるほど在院日数は長くなる傾向であった。救急搬送された群では、同年代
で比較して総在院日数が長くなる傾向にあったが、地域包括ケア病棟では、転
棟群と直接入棟した群で、救急搬送の有無による在棟日数の傾向は異なってお
り、直接入棟群ではむしろ救急搬送群において在院日数が短い傾向であった。
(P63)
○ ADLスコアが低いほど、またB項目点数が高いほど、退院までの総在院日
数や地域包括ケア病棟の在棟日数は長くなる傾向であった。(P64)
(在院日数と関連する因子同士の相関について)
○ 年齢階層毎のADL、入院初日のB項目点数の分布をみると、高齢であるほ
どADLスコアが低く、B項目点数は高かった。(P65)
○ B項目は看護師による療養の世話の手間を測定する観点から導入されてお
り、ADL、要介護認定における認定調査項目を比較すると、重複する項目が
多い。(P66)
○
ADLスコアとB項目点数には相関がみられるが、ADLスコアが0点の患
者におけるB項目点数にはばらつきがあり、「危険行動」や「指示が通じる」
項目、「介助の実施」の有無による評価の違いの影響が考えられる。(P67)
② 分析結果に関する主な意見
○ 地域包括ケア病棟で、直接入棟した群において救急搬送がそれ以外と比較し
て在院日数が短いのは、救急患者の場合は受入時に「診療可能な患者」を見極
めているため、結果的にかかりつけで入院が必要になる患者よりも、軽症の患
者が多いのではないか。
○ 地域包括ケア病棟では、救急搬送ではなく、直接入棟を指標としたらどうか。
○ 在院日数は、年齢や入院時B項目の影響を強く受けている。アウトカムの評
価指標として何が適切かは難しい課題である。
○ ADLの指標として、B項目、Barthel Index、日常生活機能評価、FIM
等、職種や場面によって複数あり、職種によって評価結果が異なることもある
ので、多職種協働における共通認識の評価として、患者ケアや退院支援に役立
つADL指標を整備してくべきではないか。
○ B項目が高く要介護度が高い場合には、ADL の変化を問題とせず、別なカテ
ゴリーとして評価してはどうか。
③ 今後の分析について
○ 在院日数について、地域包括ケア病棟以外の病棟の傾向を確認してはどうか。
○ ADLスコアやB項目点数の入退院時の変化、在院日数との関係等について、
年齢層、救急搬送や直接入棟の状況、疾病毎に応じた分析を行ってはどうか。
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で比較して総在院日数が長くなる傾向にあったが、地域包括ケア病棟では、転
棟群と直接入棟した群で、救急搬送の有無による在棟日数の傾向は異なってお
り、直接入棟群ではむしろ救急搬送群において在院日数が短い傾向であった。
(P63)
○ ADLスコアが低いほど、またB項目点数が高いほど、退院までの総在院日
数や地域包括ケア病棟の在棟日数は長くなる傾向であった。(P64)
(在院日数と関連する因子同士の相関について)
○ 年齢階層毎のADL、入院初日のB項目点数の分布をみると、高齢であるほ
どADLスコアが低く、B項目点数は高かった。(P65)
○ B項目は看護師による療養の世話の手間を測定する観点から導入されてお
り、ADL、要介護認定における認定調査項目を比較すると、重複する項目が
多い。(P66)
○
ADLスコアとB項目点数には相関がみられるが、ADLスコアが0点の患
者におけるB項目点数にはばらつきがあり、「危険行動」や「指示が通じる」
項目、「介助の実施」の有無による評価の違いの影響が考えられる。(P67)
② 分析結果に関する主な意見
○ 地域包括ケア病棟で、直接入棟した群において救急搬送がそれ以外と比較し
て在院日数が短いのは、救急患者の場合は受入時に「診療可能な患者」を見極
めているため、結果的にかかりつけで入院が必要になる患者よりも、軽症の患
者が多いのではないか。
○ 地域包括ケア病棟では、救急搬送ではなく、直接入棟を指標としたらどうか。
○ 在院日数は、年齢や入院時B項目の影響を強く受けている。アウトカムの評
価指標として何が適切かは難しい課題である。
○ ADLの指標として、B項目、Barthel Index、日常生活機能評価、FIM
等、職種や場面によって複数あり、職種によって評価結果が異なることもある
ので、多職種協働における共通認識の評価として、患者ケアや退院支援に役立
つADL指標を整備してくべきではないか。
○ B項目が高く要介護度が高い場合には、ADL の変化を問題とせず、別なカテ
ゴリーとして評価してはどうか。
③ 今後の分析について
○ 在院日数について、地域包括ケア病棟以外の病棟の傾向を確認してはどうか。
○ ADLスコアやB項目点数の入退院時の変化、在院日数との関係等について、
年齢層、救急搬送や直接入棟の状況、疾病毎に応じた分析を行ってはどうか。
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