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都行動計画の概要 (14 ページ)

公開元URL https://www.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/tosei/20250516_03_01
出典情報 東京都新型インフルエンザ等対策行動計画の改定について(5/16)《東京都》
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⑨ 治療薬・治療法
都行動計画のポイント
◆ 国やJIHSと緊密な情報共有体制を確保しながら、最新の科学的知見に基づく有効な治療薬及び治療法の情報を速やかに医療機関等に提供
◆ 医療機関や薬局へ円滑に流通させる仕組みを整理し、新型インフルエンザ等の発生時に速やかに体制が構築できるよう必要な準備を実施

準備期

初動期

対応期

〇治療薬・治療法の活用に向けた体制の整備
• 医療機関等が有効な治療薬・治療法の情報
を早期に入手・活用できるよう、平時から
国・JIHS・医療機関等と感染状況に応
じた情報提供体制や実施のための手順等を
確認
• 抗インフルエンザウイルス薬について、国
の備蓄方針を踏まえ、都の特性等を踏まえ
た必要量を計画的かつ安定的に備蓄
• 卸売販売業団体等と協議し、必要時におけ
る備蓄医薬品の供給手順等について確認

〇都民・医療機関等への情報提供・共有
• 国やJIHS等と緊密に連携し、最新の科学
的知見に基づく有効な治療薬・治療法に関す
る情報を医療機関や薬局のほか、医療従事者、
都民等に対して迅速に提供・共有

〇研究開発の推進
• 有事における治験等に関する協力依頼への
対応方法を国と確認
• 東京都医学総合研究所における治療薬・治
療法の開発に向けた研究推進

〇抗インフルエンザウイルス薬の使用
(新型インフルエンザの場合)
• 製造販売業者流通備蓄分を含む備蓄量の把握
• 国と連携し、医療機関に対し、備蓄在庫を活
用して、患者の同居者、医療従事者又は救急
隊員等に、必要に応じて、抗インフルエンザ
ウイルス薬の予防投与を行うよう要請

〇総合的にリスクが高いと判断される場合
• ハイリスクケースに早期に治療薬・治療法
が利用可能となるよう、迅速な治療薬の確
保等に可能な限り協力
• 治療薬が開発・承認された場合、医師会、
薬剤師会、卸売販売業の団体等と連携し、
円滑に供給するための調整を実施
〇治療薬・治療法の活用
• 都民等に対し治療法や治療薬に関する有効
性や安全性の正確な情報、対応可能な医療
機関等の情報等を分かりやすく発信
• 引き続き、医療機関や薬局に対し、治療薬
を適切に使用するよう要請
• 増産された治療薬を確保、公平に配分
〇後遺症対策
• 後遺症の発生も視野に入れ、東京iCDC
等の協力を得ながら必要に応じて医療機関
等と連携し、対応
〇抗インフルエンザウイルス薬の備蓄・使用
(新型インフルエンザの場合)
• 流通状況を把握し、必要に応じて都備蓄分
を市場に放出、国備蓄分の配分を国に要請

〇治療薬の適正使用等
• 供給量に制限のある治療薬が適時かつ公平に
配分できるよう国に協力
• 医療機関、薬局に対し治療薬の適切使用の要
請及び適正対応を指導(過剰発注等防止)

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