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【資料2】性感染症に関する特定感染症予防指針の改正に向けた検討について (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57220.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会エイズ・性感染症に関する小委員会(第8回 5/14)《厚生労働省》
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主な論点

⑤普及啓発及び教育

背景
○厚生労働省ウェブサイトにて、性感染症に関する情報提供、リーフレット等を作成し、関係機関へ共
有すること等により、国民に対する正しい知識の普及啓発を実施。
○普及啓発から研究開発まで、関係省庁間との連携
〇若年者の性行動と性感染症の現状に関する研究により、性感染症の情報源として、SNSやインター
ネットが重要な媒体であることが確認された(性交渉を経験したことがあり性感染症検査を受けたこ
とがある18歳から34歳を対象にした研究では、性感染症の情報をSNSから得ている57%、次いでイン
ターネット39%であった。)。
・梅毒の診療と予防の実践に関する研究(令和6年度 研究代表者:山岸 拓也)
〇梅毒の報告数が多い層やハイリスク者に向けた啓発動画・リーフレットを作成した。
・感染症対策に関する行動経済学的研究(令和6年度 研究代表者:大竹 文雄)
〇市民・医療従事者・保健所向けに予防啓発に関する教育啓発ツールの開発を予定。
・性感染症の発生動向に基づく効果的な性感染症予防に関する研究(令和7~9年度
研究代表者:山岸拓也)
〇文部科学省では、学生が学校で学んだことを明日、将来につながることを目的とした、新しい学習指
導要領「生きる力」が2020年度から開始された。

▼リーフレット

▼リーフレット

令和5年度作成梅毒リーフレット
(ナッジを活用)

令和6年度作成梅毒リーフレット
(ナッジを活用)

主な意見
○国や自治体で感染症を発信するウェブサイトがあまりないため、情報発信の仕方をしっかり工夫するというような内容を追記してはど
うか。
○さまざまな機関で啓発活動を行っているが、特に若年層を対象にインターネット上の多様なプラットフォームを活用した啓発方法を推
進することが重要ではないか。
○学習指導要領には中学生に性感染症の教育をすると書かれており、教育の工夫ができるような環境整備や支援が必要。学校との連携に
ついてはすでに記載されているが、語句を強調する記載が必要ではないか。
○直近の学習指導要領では集団指導に加えて、個別指導(興味関心がある希望者に向けた指導)についても明確に示しているため、性教
育指導者の育成、派遣等の支援をする内容を記載してはどうか。

改正の方向性(案)
○学校教育や地域や家庭における社会教育において、関係機関とより一層強めた連携が必要である旨を記載してはどうか。
○性に関する指導者育成のための研修等の実施を推奨することを追記してはどうか。
○インターネットやSNS等を活用し、様々な層に適した行動変容を促す効果的な啓発を推進することを記載してはどうか。
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