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【資料2】性感染症に関する特定感染症予防指針の改正に向けた検討について (13 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57220.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会エイズ・性感染症に関する小委員会(第8回 5/14)《厚生労働省》 |
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先天梅毒について
基本情報
• 病原体である梅毒トレポネーマが、罹患した妊婦の胎盤を通じて
胎児に感染することにより、先天梅毒、流産、死産が生じる。
• 妊婦が無治療の場合には、40%の児が死亡する可能性がある。
• 先天梅毒は、感染症法上の5類感染症(全数把握疾患)である梅毒
の一病型として、診断した医師に届出が義務づけられている。
症状
• 出生時は、約2/3が無症状で身体所見も正常。
• 出生後すぐに皮膚病変、鼻閉鼻汁、リンパ節腫脹、肝脾腫などを
発症。
予防
• 梅毒感染妊婦に対しては、先天梅毒の予防として適切な抗菌薬治
療(注射薬又は内服薬)を分娩4週間前までに完遂する。
• 梅毒感染妊婦に対しては、ベンジルペニシリンベンザチン筋注剤
は高い予防効果が期待できる(内服薬は一定の頻度で予防失敗)。
● 先天梅毒の報告数(2010~2024年)
(
件
)
※「2022年 感染症発生動向調査事業年報」厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部
感染症対策課・国立感染症研究所感染症疫学センター(2024年4月15日発行)
※2023年、2024年の報告数は、2025年1月7日までに届出のあった報告数(暫定値)
であり、第 52週(2024 年 12月 23 日~2024年 12月 29 日)までに診断されてい
たとしても遅れて届出のあった報告は、含まない。
● 感染症発生動向調査における梅毒の妊娠症例数の
推移(2019~2023年)
感染動向
• 梅毒報告数の増加に伴い、2022年、2023年の診断年別妊娠症例
数は、2019~2021年の年間200例前後と比べて大幅に増加した。
先天梅毒の年間報告数もこれまで20例前後であったが、2023年
の報告数は37例(暫定値)に増加し、2024年では30例(暫定値)の届出が
されている。
• 近年の傾向として、異性間性的接触に伴う梅毒症例数の増加が認
められており、女性症例の年齢分布は20代に多い。
• 国内の梅毒症例には、性風俗産業の従事歴、利用歴のある症例が
一定数報告されている。
※15歳未満の症例を1例含む
2019~2022年は年報確定データ、2023年は2024年1月5日時点暫定データ
2023年3月日より感染症発生動向調査システムにおいて「妊娠の有無(女性のみ)の欄が加えられた
https://www.niid.go.jp/niid/ja/syphilis-m-3/syphilis-idwrs/12628-syphilis-20240411.html
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基本情報
• 病原体である梅毒トレポネーマが、罹患した妊婦の胎盤を通じて
胎児に感染することにより、先天梅毒、流産、死産が生じる。
• 妊婦が無治療の場合には、40%の児が死亡する可能性がある。
• 先天梅毒は、感染症法上の5類感染症(全数把握疾患)である梅毒
の一病型として、診断した医師に届出が義務づけられている。
症状
• 出生時は、約2/3が無症状で身体所見も正常。
• 出生後すぐに皮膚病変、鼻閉鼻汁、リンパ節腫脹、肝脾腫などを
発症。
予防
• 梅毒感染妊婦に対しては、先天梅毒の予防として適切な抗菌薬治
療(注射薬又は内服薬)を分娩4週間前までに完遂する。
• 梅毒感染妊婦に対しては、ベンジルペニシリンベンザチン筋注剤
は高い予防効果が期待できる(内服薬は一定の頻度で予防失敗)。
● 先天梅毒の報告数(2010~2024年)
(
件
)
※「2022年 感染症発生動向調査事業年報」厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部
感染症対策課・国立感染症研究所感染症疫学センター(2024年4月15日発行)
※2023年、2024年の報告数は、2025年1月7日までに届出のあった報告数(暫定値)
であり、第 52週(2024 年 12月 23 日~2024年 12月 29 日)までに診断されてい
たとしても遅れて届出のあった報告は、含まない。
● 感染症発生動向調査における梅毒の妊娠症例数の
推移(2019~2023年)
感染動向
• 梅毒報告数の増加に伴い、2022年、2023年の診断年別妊娠症例
数は、2019~2021年の年間200例前後と比べて大幅に増加した。
先天梅毒の年間報告数もこれまで20例前後であったが、2023年
の報告数は37例(暫定値)に増加し、2024年では30例(暫定値)の届出が
されている。
• 近年の傾向として、異性間性的接触に伴う梅毒症例数の増加が認
められており、女性症例の年齢分布は20代に多い。
• 国内の梅毒症例には、性風俗産業の従事歴、利用歴のある症例が
一定数報告されている。
※15歳未満の症例を1例含む
2019~2022年は年報確定データ、2023年は2024年1月5日時点暫定データ
2023年3月日より感染症発生動向調査システムにおいて「妊娠の有無(女性のみ)の欄が加えられた
https://www.niid.go.jp/niid/ja/syphilis-m-3/syphilis-idwrs/12628-syphilis-20240411.html
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