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資料(Ⅰ)総務課 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38529.html
出典情報 令和5年度全国医政関係主管課長会議(3/29)《厚生労働省》
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4.外国人患者受入環境整備について


厚生労働省ではこれまで、「訪日外国人に対する適切な医療等の確保に向け
た総合対策」や「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」に基づき、
全ての地域において外国人患者が安全安心に受診できる医療体制の整備を推
進しており、その方針は来年度も同様である。



訪日観光客数は、新型コロナウイルス感染症の影響により、一時的な減少
があったが、五類感染症への移行以降、堅調に回復してきているところであ
り、今後も増加が見込まれている。また、在留外国人も増加しており、外国
人の医療ニーズも増えていくと考えられることから、外国人に着実に対応で
きる医療提供体制を確保する必要がある。



外国人の医療については、各地域の実情に応じた体制整備を行う必要があ
り、自治体と医療機関との連携に加えて、多文化共生、観光の関係者など地
域での様々な関係者との連携も重要であることから、各都道府県におかれて
は協議会の設置・運営に取り組んでいただきたい。【PI 総 19】



また、医療機関が直面する外国人患者対応に関する相談について、ワンス
トップで受け付ける相談窓口の設置・運用にも取り組んでいただきたい【PI
総 20】



これらの取組に対して、厚生労働省では、令和6年度予算案にて引き続
き、都道府県による協議会の設置・運用やワンストップ窓口の設置に係る経
費の補助を行うための予算を計上しているので、是非ご活用いただきたい。



なお、ワンストップ窓口について、夜間・休日をカバーするため、国におい
て全国一律の医療機関向け相談窓口を開設している。これは都道府県の相談窓
口の開設時間を補完するためのものであり、改めてその利活用が図られるよう、
併せて周知いただきたい。【PⅠ総 20】



加えて、希少言語に対応した遠隔通訳サービス事業や地方公共団体等が一括
して電話医療通訳の利用に係る団体契約を行い、管下医療機関がサービスを利
用できる支援も行っており、こちらもご活用いただき、外国人患者の受入れ環
境の更なる充実をお願いしたい。【PI 総 21】



このほか、医療機関に対して、国がこれまで実施してきた多言語化支援や

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