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資料1-4 MID-NET・NDB の行政利活用の調査実施状況について[16.8MB] (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38901.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和5年度第3回 3/22)《厚生労働省》
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7 回目のサブグループ 2 を対象とした解析において、いずれのアウトカムに
ついても、性・年齢調整ハザード比(サブグループ 2 において推定値が得ら
れなかったアウトカムについては、全体集団又はサブグループ 1 における
性・年齢調整ハザード比)の点推定値は 1.00 を下回っていた(図 4)

<電解質の評価>
7 回目のサブグループ 2 を対象とした解析において、いずれのアウトカムに
ついても、性・年齢調整ハザード比(サブグループ 2 において推定値が得ら
れなかったアウトカムについては、全体集団又はサブグループ 1 における
性・年齢調整ハザード比)の点推定値は 1.03 以下であった(図 4)。
なお、1 回目から 7 回目までの全体集団、サブグループ 1 及びサブグループ 2 を対象
とした解析における、各アウトカムに関する性・年齢調整ハザード比及び発現率の推
移については、別添に示す。
結果を踏まえた考察
エバシェルドにおいて、血小板数減少に関する安全性シグナルが認められた。
調査の留意事項

本調査は、医薬品と関連する可能性がある事象(シグナル)を速やかに把握す
る目的で実施しており、患者背景を厳密に調整しておらず、探索的な調査であ
るため、シグナルが認められたことは、直ちにそれが医薬品の副作用であるこ
とを示すものではなく、また、シグナルが認められなかったことが医薬品の安
全性を示すものでもない。
本調査におけるアウトカムの発現率は、シグナルの有無を判定するための指標
の一つであり、調査対象となった集団の特徴(性別、年齢、合併症、併用薬等)
による影響を受けるとともに、本邦における新型コロナウイルス感染症の流行
状況及び流行株等によっても集団の特徴は変化し得る。したがって、本調査に
おけるアウトカムの発現率は、本調査の対象集団とは異なる集団も含めた一般
的な集団での発現率を必ずしも示すものではなく、曝露群又は対照群の一方の
発現率のみから医薬品と有害事象の関連を検討することは困難である。

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