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資料1-4 MID-NET・NDB の行政利活用の調査実施状況について[16.8MB] (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38901.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和5年度第3回 3/22)《厚生労働省》
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査値(中央値)を比べると、t0 に最も近い時点で正常範囲よりも高い値を示し
た曝露群又は対照群が多く認められたが、いずれの群においても切替え日に最
も近い時点では正常範囲内に低下していた。
その他の患者背景について、いずれのコホートにおいても薬剤の切替えに影響
を及ぼしたと想定されるような傾向は認められなかった。
肝機能検査の実施状況の確認
曝露群及び対照群における各肝機能検査記録を有する患者の割合及び検査頻度
(中央値)を集計した。表 3 は、患者数が一定数確保できたアトルバスタチン
カルシウム水和物の結果を例示した。検査記録を有する患者の割合については、
両群ともにいずれの検査項目も追跡期間に比べて Look Back 期間の方が高かっ
たが、検査頻度については、いずれの検査項目も同程度又は追跡期間の方が高
かった。その他のコホートにおいても同様の結果であった。
表 3. アトルバスタチンカルシウム水和物処方患者における
期間別の各肝機能検査記録を有する患者の割合及び検査頻度
肝機能
検査項目
曝露群
ALP
ALT
AST
GGT
T-BIL
対照群
ALP
ALT
AST
GGT
T-BIL

検査記録を有する患者の割合(%)
Look Back 期間
追跡期間

検査頻度の中央値(回/100 日)
Look Back 期間
追跡期間

82.7
94.5
94.5
91.1
87.8

73.1
85.8
85.7
80.3
79.0

0.56
1.11
1.11
1.11
1.11

1.11
1.74
1.73
1.37
1.38

82.1
94.3
93.1
89.4
82.5

69.6
80.2
79.7
74.4
69.3

1.11
1.11
1.11
1.11
1.11

1.06
1.48
1.46
1.19
1.05

曝露群及び対照群の Look Back 期間と追跡期間別に各肝機能検査結果の
Grade 別の患者割合を集計した。図 1 は、患者数が一定数確保できたアトルバ
スタチンカルシウム水和物の結果を例示した。いずれの検査項目も Look Back
期間に比べて追跡期間の方が Grade 1~Grade 4 の割合が高い傾向にあった。そ
の他のコホートでも同様の結果であった。

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