よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-4 MID-NET・NDB の行政利活用の調査実施状況について[16.8MB] (219 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38901.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和5年度第3回 3/22)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

が処方された患者は 153 人であり、オセルタミビルが処方された患者は
64,833 人であった。
アウトカムの発現リスク
7 回目の解析における性・年齢調整ハザード比は、肝機能が図 1、腎機能が
図 2、血液が図 3、その他が図 4-1 のとおりである。
サブグループ 1 を対象とした 7 回目の解析においてゾコーバ群に認められ
たアウトカムは、「AST 増加(CTCAE Grade 2 以上)
」、「AST 増加(CTCAE
Grade 3 以上)」
、「ALT 増加(CTCAE Grade 2 以上)」、「AST 及び ALT 増加
(CTCAE Grade 2 以上)

、「eGFR 低下(60 未満)」
、「SCr 上昇(KDIGO 診
療 GL 急性腎障害病期 1 参考)」

「好酸球増加」、
「ヘモグロビン低下(CTCAE
Grade 2 以上)
」、
「KL-6 上昇」、
「SP-A、SP-D 又は KL-6 上昇」、
「ナトリウム
低下(CTCAE Grade 2 以上)」、
「ナトリウム低下(CTCAE Grade 3 以上)」

「カリウム低下(CTCAE Grade 1/2 以上)」
、「カリウム低下(CTCAE Grade
3 以上)」、
「カリウム上昇(CTCAE Grade 2 以上)
」並びに「カリウム上昇
(CTCAE Grade 3 以上)」であった。
上記アウトカムのうち、「AST 増加(CTCAE Grade 2 以上)」、「AST 増加
(CTCAE Grade 3 以上)」

「ALT 増加(CTCAE Grade 2 以上)

、「AST 及び
ALT 増加(CTCAE Grade 2 以上)」、「好酸球増加」、「ヘモグロビン低下
(CTCAE Grade 2 以上)

、「KL-6 上昇」並びに「SP-A、SP-D 又は KL-6 上
昇」については、サブグループ 2 を対象とした解析における性・年齢調整ハ
ザード比(サブグループ 2 において推定値が得られなかったアウトカムに
ついては、全体集団又はサブグループ 1 における性・年齢調整ハザード比)
の点推定値は 1.00 を上回っていたが、いずれのアウトカムもエンシトレル
ビル群の症例数が限定的であり、95%信頼区間の下限は 1.00 を下回ってい
た(図 1、図 2、図 3、図 4-1)。
「ナトリウム低下(CTCAE Grade 3 以上)」については、サブグループ 2 を
対象とした 7 回目の解析における性・年齢調整ハザード比は 25.37(95%信
頼区間:3.31~194.47)であったが、6 回目から 7 回目にかけて性・年齢調
整ハザード比及び曝露群の発現率は減少傾向であった(図 4-2)
。また、7 回
目の解析における「ナトリウム低下(CTCAE Grade 2 以上)」に関する性・
年齢調整ハザード比の点推定値は 1.00 であった(図 4-1)

「カリウム上昇(CTCAE Grade 2 以上)」については、サブグループ 2 を対
象とした 7 回目の解析における性・年齢調整ハザード比は 4.36(95%信頼区
間:1.40~13.63)であり、6 回目から 7 回目にかけて性・年齢調整ハザード
比及び曝露群の発現率は増加傾向であった(図 4-2)。また、7 回目の解析に
おける「カリウム上昇(CTCAE Grade 3 以上)」についても性・年齢調整ハ
ザード比の点推定値は 1.00 を上回っていた(図 4-1)。

3

219 / 274