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資料1-4 MID-NET・NDB の行政利活用の調査実施状況について[16.8MB] (161 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38901.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和5年度第3回 3/22)《厚生労働省》
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たアウトカムは、「AST 増加(CTCAE Grade 2 以上)
」、「AST 増加(CTCAE
Grade 3 以上)」
、「ALT 増加(CTCAE Grade 2 以上)」、「AST 及び ALT 増加
(CTCAE Grade 2 以上)

、「eGFR 低下(60 未満)」
、「SCr 上昇(KDIGO 診
療 GL 急性腎障害病期 1 参考)」

「好酸球増加」、
「ヘモグロビン低下(CTCAE
Grade 2 以上)
」、
「KL-6 上昇」、
「SP-A、SP-D 又は KL-6 上昇」、
「ナトリウム
低下(CTCAE Grade 2 以上)」、
「ナトリウム低下(CTCAE Grade 3 以上)」

「カリウム低下(CTCAE Grade 1/2 以上)」
、「カリウム低下(CTCAE Grade
3 以上)」、
「カリウム上昇(CTCAE Grade 2 以上)
」並びに「カリウム上昇
(CTCAE Grade 3 以上)」であった。
上記のうち、
「AST 増加(CTCAE Grade 2 以上)」

「AST 増加(CTCAE Grade
3 以上)」、
「ALT 増加(CTCAE Grade 2 以上)」、
「AST 及び ALT 増加(CTCAE
Grade 2 以上)
」、
「SCr 上昇(KDIGO 診療 GL 急性腎障害病期 1 参考)」、
「好
酸球増加」、
「ヘモグロビン低下(CTCAE Grade 2 以上)」、
「KL-6 上昇」、
「SPA、SP-D 又は KL-6 上昇」については、サブグループ 2 対象とした解析にお
ける性・年齢調整ハザード比(サブグループ 2 において推定値が得られなか
ったアウトカムについては、全体集団又はサブグループ 1 における性・年齢
調整ハザード比)の点推定値は 1.00 を上回っていたが、いずれのアウトカ
ムもエンシトレルビル群の症例数が限定的であり、95%信頼区間の下限は
1.00 を下回っていた(図 1、図 2、図 3、図 4-1)。
「ナトリウム低下(CTCAE Grade 3 以上)」については、サブグループ 2 を
対象とした 7 回目の解析における性・年齢調整ハザード比は 19.91(95%信
頼区間:2.20~180.45)であったが、6 回目から 7 回目にかけて性・年齢調
整ハザード比及び曝露群の発現率は減少傾向であった(図 4-2)
。また、7 回
目の解析における「ナトリウム低下(CTCAE Grade 2 以上)」に関する性・
年齢調整ハザード比の点推定値は 1.00 を下回っていた(図 4-1)。
「カリウム上昇(CTCAE Grade 2 以上)」については、サブグループ 2 を対
象とした 7 回目の解析における性・年齢調整ハザード比は 4.88(95%信頼区
間:1.51~15.71)であり、6 回目から 7 回目にかけて性・年齢調整ハザード
比及び曝露群の発現率は増加傾向であった(図 4-2)。また、7 回目の解析に
おける「カリウム上昇(CTCAE Grade 3 以上)」についても性・年齢調整ハ
ザード比の点推定値は 1.00 を上回っていた(図 4-1)。
なお、1 回目から 7 回目までの全体集団、サブグループ 1 及びサブグループ 2 を対象
とした解析における、各アウトカムに関する性・年齢調整ハザード比及び発現率の推
移については、別添に示す。
結果を踏まえた考察
エンシトレルビルにおいて、カリウム上昇に関する安全性シグナルが認められた。
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