よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【参考1】診療の手引き・第9.0版 (54 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00416.html
出典情報 「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」の改訂について(2/10付 事務連絡)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 9.0 版 ●5 薬物療法

・妊娠可能な女性に対しては,本剤投与中および最終投与後,一定期間は適切な避妊を行
うよう指導すること.
・本剤の脱カプセルや懸濁・簡易懸濁投与に関しては十分なデータがないため,やむを得
ない場合を除き勧められない.詳細は下記の開発企業のサイトを参照.
特定の背景のある患者への投与

〔腎機能障害者〕本剤とその代謝物 N- ヒドロキシシチジン(NHC)は腎排泄ではないため,
腎機能障害がこれらの排泄に影響を及ぼす可能性は低い.
重度の腎機能障害[eGFR (mL/
2
min/1.73m ) < 30]や透析を必要とする患者における薬物動態の評価は実施されてい
ない.
〔肝機能障害者〕肝機能障害者における薬物動態の評価は実施されていない.
非臨床試験の結果,NHC の主要な消失経路は肝代謝でないと考えられた.また,モ
ルヌピラビルは消化管および肝臓で NHC に代謝される一方,モルヌピラビルの加水分
解に必要な代謝酵素は広範な組織に分布しているため,肝機能障害がモルヌピラビルお
よび NHC の曝露量に影響を及ぼす可能性は低い.
〔妊婦〕動物実験で胎児毒性が報告されており,妊婦または妊娠している可能性のある女
性には投与しないこと.
妊娠ラットの器官形成期にモルヌピラビルを投与した実験において,NHC の臨床曝
露量の 8 倍に相当する用量で催奇形性および胚・胎児致死が,3 倍以上に相当する用
量で胎児の発育遅延が認められている.また,妊娠ウサギの器官形成期にモルヌピラビ
ルを投与した実験において,NHC の臨床曝露量の 18 倍に相当する用量で胎児体重の
低値が認められている.
〔授乳婦〕治療上の有益性と母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続または中止を検討する
こと.動物において,モルヌピラビルの乳汁移行試験は実施されておらず,ヒト乳汁中
への移行の有無および乳汁産生への影響に関するデータはない.
〔小児等〕18 歳未満を対象とした臨床試験は実施されていない.
〔高齢者〕高齢者における NHC の薬物動態は若年者と同等であった(外国人データ)

入手方法

・本剤(モルヌピラビル)は一般流通が行われている.

54