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新型コロナウイルス感染症対策本部(第101回)資料 (89 ページ)

公開元URL https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/taisaku_honbu.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策本部(第101回 1/27)《首相官邸》
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新型コロナウイルス感染症の治療薬については、国産経口薬を含め、
開発費用として1薬剤当たり最大約 20 億円を支援している。また、経
口薬については、令和3年 12 月 24 日には「モルヌピラビル」が特例
承認された。さらに、令和4年2月 10 日には経口薬「ニルマトレルビ
ル/リトナビル」が特例承認され、それぞれ医療現場に供給されてい
る。さらに、開発中の治療薬の実用化をさらに加速化するため、既に
補助対象として採択されている2社に対して最大約 115 億円の緊急追
加支援を行った。加えて、経口薬「エンシトレルビル」が、同年 11 月
22 日に緊急承認され、医療現場に供給されている。
2)治療薬の確保に向けた取組
① 治療薬の作用する仕組みや開発ステージは様々であることや、軽
症から中等症の重症化リスク因子を有する者が確実に治療を受けら
れるようにするため、複数の治療薬(中和抗体、経口薬等)を確保
する。
② 特に、経口薬については、国民の治療へのアクセスを向上すると
ともに、重症化を予防することにより、国民が安心して暮らせるよ
うになるための切り札である。
世界的な獲得競争が行われる中で、供給量については、
「モルヌ
ピラビル」を合計約 160 万人分、
「ニルマトレルビル/リトナビル」
を合計 200 万人分確保し、全て納入された。
③ 上記のように治療薬(中和抗体薬、経口薬)の納入の前倒しに取
り組み、オミクロン株の感染拡大に対応してきたが、治療薬を必要
とする方に行き渡るよう、更なる治療薬の確保・納入と円滑な供給
に向けて取り組む。
④ 中和抗体薬・経口薬については、入院に加えて外来・往診まで、
様々な場面で投与できる体制を全国で構築してきた。さらに、経口
薬については、かかりつけ医と地域の薬局が連携することで、患者
が薬局に来所しなくても手に入れることができるような環境作りを
引き続き支援する。

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