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新型コロナウイルス感染症対策本部(第101回)資料 (32 ページ)

公開元URL https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/taisaku_honbu.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策本部(第101回 1/27)《首相官邸》
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重症化する割合や死亡する割合は以前と比べ低下している。なお、
季節性インフルエンザの国内における致死率は 50 歳代以下で
0.01%、60 歳代以上で 0.55%と報告されている。
・ 診断にはリアルタイム RT-PCR 等の核酸検出検査や抗原検査が
用いられる。


新型コロナウイルスは約2週間で1か所程度の速度でその塩基

が変異していると考えられ、新たな変異株が世界各地で確認され
ており、厚生労働省と国立感染症研究所において、ゲノムサーベ
イランスを通じた変異株の発生動向の監視を行っている。
・ オミクロン株については、令和3年 11 月 24 日に南アフリカか
ら WHO へ最初のオミクロン株感染例が報告されてから、世界的に
感染例が報告され、感染拡大が進んでいる。


オミクロン株については、国内外の報告から感染・伝播性の増

加が示唆されており、デルタ株に比べて世代時間、倍加時間や潜
伏期間の短縮、二次感染リスクや再感染リスクの増大が確認され
ており、感染拡大のスピードが極めて速い。国内においても感染
例が急増し、令和4年2月頃に全国的にデルタ株からオミクロン
株の BA.1 系統に置き換わり、同年5月には、オミクロン株の BA.2
系統に置き換わったが、さらに同年7月には、BA.5 系統に概ね置
き換わった。また、飛沫や換気の悪い場所におけるエアロゾルに
よる感染が多く、子供が感染しやすくなっており、学校等での感
染に加え、家庭に持ち帰り、家庭内で感染が拡大する事例が見ら
れている。まず軽症者の数が急激に増加し、併せて中等症者も一
定程度増加し、その後、高齢者に伝播し、重症者数、入院者数も
増え医療全体がひっ迫し、更に社会機能の維持も困難になってく
ることも懸念される。オミクロン株対応ワクチンについては、オ
ミクロン株に対応した成分が含まれるため、従来型ワクチンを上
回る重症化予防効果や、短い期間である可能性はあるものの、発
症予防効果や感染予防効果も期待される。また、2価のワクチン

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