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資料3-2 医薬品添付文書改訂相談資料 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28092.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第13回 9/27)《厚生労働省》
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いるが、これら 2 例の症例では、横紋筋融解症に関連する事象以外も含め有害事象は報告さ
れていない。
表 3-1 特定使用成績調査(長期使用)の概要
目的
実施期間
調査方法
登録期間
観察期間
目標症例数

本剤で治療を受ける高脂血症(家族性を含む)患者を対象に、使用実態下
での長期使用における安全性及び有効性を検討する。
45 ヶ月間
中央登録方式
15 ヶ月間
登録患者ごとに投与開始日から 2 年間(24 ヶ月間)
安全性評価対象として 3,000 例

本剤の長期使用に関する特定使用成績調査(最新の安全性定期報告のデータロックポイン
トである 2021 年 7 月 2 日までの固定データ)を用いて、腎機能障害の程度別の安全性を評
価するため、本剤投与前の eGFR 別の有害事象、副作用、
「横紋筋融解症/ミオパチー(SMQ)

に該当する事象を表 3-2 に示した。有害事象の発現割合は、eGFR(mL/min/1.73 m2、以降 単
位省略)別に、90 以上、60 以上 90 未満、30 以上 60 未満、30 未満でそれぞれ 7.8%(40/515
名)
、8.4%(154/1828 名)
、9.6%(87/905 名)
、10.8%(4/37 名)であった。同様に、副作用の
発現割合は、eGFR 別にそれぞれ 2.1%(11/515 名)
、2.4%(44/1828 名)
、3.0%(27/905 名)、
5.4%(2/37 名)であった。
「横紋筋融解症/ミオパチー(SMQ)
」に該当する事象について、
有害事象の発現割合は、それぞれ 0.4%(2/515 名)
、0.9%(17/1828 名)、1.7%(15/905 名)

5.4%(2/37 名)
、副作用の発現割合は、それぞれ 0.0%(0/515 名)
、0.5%(10/1828 名)
、0.6%
(5/905 名)
、2.7%(1/37 名)であった。
「横紋筋融解症/ミオパチー(SMQ)
」に該当する有
害事象、副作用のうち発現割合が 0.2%以上の PT の一覧を表 3-3、表 3-4 に示した。
以上の成績より、いずれの集団においても事象の発現割合に大きな違いはなく、腎機能障
害患者での安全性に特段の懸念は認められなかった。

表 3-2 eGFR 別の有害事象、副作用発現割合
(全事象、
「横紋筋融解症/ミオパチー(SMQ)」に該当する事象)
本剤投与前の eGFR
[mL/min/1.73m2]

90<=
(N=515)

60<= <90
(N=1828)

30<= <60
(N=905)

0 <= <30
(N=37)

欠測
(N=321)

全有害事象

40 (7.8)

154 (8.4)

87 (9.6)

4 (10.8)

18 (5.6)

全副作用

11 (2.1)

44 (2.4)

27 (3.0)

2 (5.4)

5 (1.6)

2 (0.4)

17 (0.9)

15 (1.7)

2 (5.4)

3 (0.9)

0

10 (0.5)

5 (0.6)

1 (2.7)

3 (0.9)

横紋筋融解症/ミオパチ
ー(SMQ)に該当する事


有害事象
副作用

例数(%)

12

14 / 26