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10参考資料2 令和6年度総括報告書「同種造血幹細胞移植患者に対する優先度の高い公的予防接種の再接種に関する研究」 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73851.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第34回 6/19)《厚生労働省》
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Pubmed 検索 101 件中 14 件、ハンドサーチ 1 件を参

免疫グロブリン投

照した。

与なし

・MMR ワクチン 1 回接種後の抗体価陽性率は概ね高く、
風疹 90%以上、麻疹 46-100%と報告されている。


2023


12

・免疫グロブリン投

MMR ワクチンを 4

与 8 カ月以上なし

週間以上あけて、2

・本邦の報告では、成人の同種移植患者の移植 2 年後

回接種。

の麻疹の抗体価陽性率は 60.6%であった。抗体価が陰

カ ナ ダ

性であった同種移植患者 25 例に麻疹ワクチンを 1 回接

13

2024

・免疫抑制剤中止

MMR ワクチンを 2

後 3 カ月以上

回接種。

種したところ、接種後の抗体価陽転は 64%であった。同

・免疫グロブリン投

様に移植 2 年後の風疹の抗体価陽性率は 52.2%であっ

与 8 カ月なし

た。抗体価が陰性であった 25 例に風疹ワクチンを 1 回

オーストラ

接種したところ、接種後の抗体価陽転率は 72%であった

リア 2024

14

3

。別の国内報告では、移植後抗体陰性者に対する MR

(注)MR ワクチン・MMR ワクチンはいずれも、1 回 0.5mL

ワクチン接種で麻疹(30 例)、風疹(20 例)の抗体陽性率

を皮下注射。

MMR ワクチンを、1
回以上接種。

4

はそれぞれ 19%、30%であった 。また 1 回の MR ワクチン
接種で抗体陽転化が得られなかった場合でも 2 回接種

2019 年以降に発行された、5 か国+欧州の 6 ガイドライ

B)水痘・帯状疱疹
【疾病負荷】
PubMed 検索 143 件中 12 件、ハンドサーチ 7 件、医
学図書館協会検索 6 件を参照した。
・様々な免疫不全者の中でも造血幹細胞移植における
リスクが最も高い(移植 42.4-95.6/1000 人・年 vs 免疫
正常者 4.47/1000 人・年)15。

ンを参照した。共通した接種戦略は、同種移植後 24 カ

・内臓播種性水痘や出血性水痘など免疫不全者におけ

月以上経過しており、慢性 GVHD を認めず、免疫抑制

る重症水痘の報告がある。

剤の使用がない同種移植後の患者を対象として、麻疹

・診断に重要な皮疹の出現が遅れ早期診断が難しいこと

及び風疹を含む生ワクチンを、複数回接種すること、で

も多く、時に脳出血を合併するような致死的な内臓播種

ある。これら以外の点において、本邦及び各国の推奨状

性帯状疱疹の発症が国内から報告されている 16-18。

況は以下の通りである。

・移植後に帯状疱疹を発症すると非常に強い疼痛をきた

で獲得できたことも報告されている 5。

・非常に稀にワクチン株による麻疹の発症報告があるも
のの、治療による回復が報告され 6,7、忍容性は良好とさ
れる 8。
【各国での推奨】

推奨国・年

接種時期

接種回数

し、QOL に大きな影響を及ぼす帯状疱疹後神経痛の頻



・輸血や通常量の

MR ワクチンを、4

度が高い 19。抗ウイルス薬の予防投与を行わない場合の

免疫グロブリン製

週間以上間をあけ

帯状疱疹ウイルス(VZV)感染症の発症率は 30〜50%を

剤の投与後 3 カ

て、2-3 回接種。

超え、ほとんどが移植後 1 年以内の発症であった 20-23。



20239

月、大量の免疫グ

・抗ウイルス薬の予防投与下で、VZV 感染症の発症率

ロブリン製剤の投

は 3-8%と、非投与時の 20-30%と比較して有意に低下

与後 6 ヵ月を経過

するが、投与終了後における VZV 再活性化の累積発症

している。

率は、1 年で約 30%、2 年で約 40%と増加する 24-31。

・抗 CD20 抗体投

【ワクチンの効果・副反応】

与から 6 か月以上

乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」®は, 弱毒生帯状

経過している

2019


10

疱疹ワクチン(高力価):ZOSTAVAX®と本質的に同じワ

・原病が寛解

MMR ワ ク チ ン を

クチンであることに基づき、帯状疱疹に対する予防効果

・免疫グロブリン投

1-2 接種

は医学薬学上公知であるとして、「50 歳以上の者に対す

与なし

202311



る帯状疱疹予防」 の効能追加が 2016 年 3 月に認めら

・免疫抑制剤投与

MMR ワクチンを、6

れた 32。このため、本項では両ワクチンの報告について

が 12 カ月以内に

カ月以上あけて、2

記載する。 リコンビナントワクチン(Shingrix®)も海外では

なし、3 カ月以内に

回接種。

推奨され広く用いられているが、国内では令和 7 年度か

4