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10参考資料2 令和6年度総括報告書「同種造血幹細胞移植患者に対する優先度の高い公的予防接種の再接種に関する研究」 (11 ページ)
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| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73851.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第34回 6/19)《厚生労働省》 |
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接種したところ、接種後の抗体価陽転率は 72%であった
50%以上の患者が血清陽性を示し、健常人と比較しても
3
。海外の報告では、同種移植後患者への MMR ワクチン
同等の体液性および細胞性免疫応答を示したと報告し
1 回接種により、風疹で 90%以上、麻疹で 46~100%と高
ている 4,34。
い抗体陽性率が示されている。抗体がない患者にワクチ
安全性:水痘・帯状疱疹ワクチンの副反応は稀で、安全
ンを 1 回接種した際の抗体獲得率は報告によって差が
性は高いとされている。
あるものの、1-2 回目の接種で抗体を獲得できると報告
本邦を含む各国のガイドラインでの推奨:共通して、「同
されている。
種移植後 24 カ月以上が経過し、GVHD がなく、免疫抑
安全性:ワクチンの副反応は稀で、安全性は高いとされ
制剤を使用していない患者」を対象に、弱毒生水痘ワク
ている。
チンを 4 週間以上の間隔をあけて1回以上の接種を行う
本邦を含む各国のガイドラインでの推奨:共通して、「同
のが標準的な考え方とされ、推奨されている。
種移植後 24 カ月以上が経過し、慢性 GVHD(移植片対
宿主病)がなく、免疫抑制剤を使用していない患者」を
〇肺炎球菌
対象に、日本では MR(麻疹・風疹混合)ワクチンを、海
疾病負荷:水痘・帯状疱疹と並び、同種移植後の患者に
外では MMR(麻疹・風疹・ムンプス混合)ワクチンを用い
おいて疾病負荷が極めて大きい疾患であり、国内レジス
て、1回以上の接種を行うのが標準的な考え方とされ、
トリデータでの評価では、同種移植後に 213 件の感染が
推奨されている。
報告され、うち 62 例(29.1%)が死亡、19 例(8.9%)が肺炎
球菌感染症を直接の死因としている。侵襲性肺炎球菌
〇水痘・帯状疱疹
感染症(IPD)に限定すると、死亡リスクはさらに高まり、
疾病負荷: 同種移植後の VPD の中で特に疾病負荷が
成人移植施設の 6 割以上が発症例を、15%が IPD による
大きい疾患である。国内レジストリデータでは、同種移植
死亡例を経験している。また、海外の報告では、同種移
後に 2,331 件の発症が報告され、感染に関連する死亡
植の IPD 罹患リスクが健常人の約 80 倍と、ほかの疾患と
が 872 例(37.4%)と非常に高率であった。移植施設への
比較しても高い(健常者 10/10 万人・年、同種移植
調査でも、成人施設の 84%、小児施設の 79%が帯状疱疹
812/10 万人・年、自家移植 694/10 万人・年、固形臓器
の発症例を経験しており、また、国外での報告において
移植 465/10 万人・年)ことがメタ解析で示されている 37。
も、様々な免疫不全者の中でも造血幹細胞移植におけ
国内外における現状の認識:本邦の 7 割以上の移植施
るリスクが最も高い(移植 42.4-95.6/1000 人・年 vs 免
設で同種移植後の肺炎球菌ワクチンの再接種が推奨さ
15
疫正常者 4.47/1000 人・年) 。・また、移植後に帯状疱
れている。移植 1-2 年後が発症中央値で、発症時の寄
疹を発症すると非常に強い疼痛をきたし、QOL に大きな
与死亡率は 1-2 割と高いことが国内外でのケースシリー
影響を及ぼす帯状疱疹後神経痛の頻度が高いとされて
ズ等で報告されている 36。そのため、国内外においてワ
いる 19。同種移植後の発症率と死亡リスクが高いことから、
クチンの再接種による予防が重要であると認識されてい
疾病負荷の高い点が懸念されている。
る。
国内外における現状の認識:本邦の 7 割以上の移植施
有効性:同種移植後の患者において、PPSV よりも PCV
設で同種移植後の水痘・帯状疱疹ワクチンの再接種が
の方が免疫原性に優れ、特に PPSV 単独よりも PCV 複
推奨されている。帯状疱疹の発症予防には、抗ウイルス
数回を併用した方が免疫原性に優れることが複数の研
薬の予防投与も有効とされるが、その効果は一時的であ
究で示されてきた 40-42。PPSV 単独接種から PCV と PPSV
り、投与終了後における VZV 再活性化の累積発症率は、
の接種が推奨されるようになったことで、IPD の発症率が
1 年で約 30%、2 年で約 40%と増加すると報告されている
1/10 に減少したことも報告されている 43。また、PCV の接
24-31
種を繰り返すとともに抗体価が漸増したことも報告されて
予防が重要であると認識されている。
いる 45,46。
有効性:本邦の報告では、移植後の小児患者 15 例に対
安全性:移植後特有の有害事象報告はなく、忍容性は
して、弱毒生水痘ワクチンを 1 回接種することで、血清陰
良好とされている。
性患者 9 例中 8 例が陽性化し、全例で接種後 2 年間水
本邦を含む各国のガイドラインでの推奨:共通して、「同
。そのため、国内外においてワクチンの再接種による
痘や帯状疱疹の発症を認めなかったとしている
33
。また、
種移植後、3 ヶ月以上経過しており、慢性 GVHD が増悪
別の報告ではワクチンの 1 回もしくは 2 回の接種後に
していない患者」を対象に、結合型肺炎球菌ワクチンを
11
50%以上の患者が血清陽性を示し、健常人と比較しても
3
。海外の報告では、同種移植後患者への MMR ワクチン
同等の体液性および細胞性免疫応答を示したと報告し
1 回接種により、風疹で 90%以上、麻疹で 46~100%と高
ている 4,34。
い抗体陽性率が示されている。抗体がない患者にワクチ
安全性:水痘・帯状疱疹ワクチンの副反応は稀で、安全
ンを 1 回接種した際の抗体獲得率は報告によって差が
性は高いとされている。
あるものの、1-2 回目の接種で抗体を獲得できると報告
本邦を含む各国のガイドラインでの推奨:共通して、「同
されている。
種移植後 24 カ月以上が経過し、GVHD がなく、免疫抑
安全性:ワクチンの副反応は稀で、安全性は高いとされ
制剤を使用していない患者」を対象に、弱毒生水痘ワク
ている。
チンを 4 週間以上の間隔をあけて1回以上の接種を行う
本邦を含む各国のガイドラインでの推奨:共通して、「同
のが標準的な考え方とされ、推奨されている。
種移植後 24 カ月以上が経過し、慢性 GVHD(移植片対
宿主病)がなく、免疫抑制剤を使用していない患者」を
〇肺炎球菌
対象に、日本では MR(麻疹・風疹混合)ワクチンを、海
疾病負荷:水痘・帯状疱疹と並び、同種移植後の患者に
外では MMR(麻疹・風疹・ムンプス混合)ワクチンを用い
おいて疾病負荷が極めて大きい疾患であり、国内レジス
て、1回以上の接種を行うのが標準的な考え方とされ、
トリデータでの評価では、同種移植後に 213 件の感染が
推奨されている。
報告され、うち 62 例(29.1%)が死亡、19 例(8.9%)が肺炎
球菌感染症を直接の死因としている。侵襲性肺炎球菌
〇水痘・帯状疱疹
感染症(IPD)に限定すると、死亡リスクはさらに高まり、
疾病負荷: 同種移植後の VPD の中で特に疾病負荷が
成人移植施設の 6 割以上が発症例を、15%が IPD による
大きい疾患である。国内レジストリデータでは、同種移植
死亡例を経験している。また、海外の報告では、同種移
後に 2,331 件の発症が報告され、感染に関連する死亡
植の IPD 罹患リスクが健常人の約 80 倍と、ほかの疾患と
が 872 例(37.4%)と非常に高率であった。移植施設への
比較しても高い(健常者 10/10 万人・年、同種移植
調査でも、成人施設の 84%、小児施設の 79%が帯状疱疹
812/10 万人・年、自家移植 694/10 万人・年、固形臓器
の発症例を経験しており、また、国外での報告において
移植 465/10 万人・年)ことがメタ解析で示されている 37。
も、様々な免疫不全者の中でも造血幹細胞移植におけ
国内外における現状の認識:本邦の 7 割以上の移植施
るリスクが最も高い(移植 42.4-95.6/1000 人・年 vs 免
設で同種移植後の肺炎球菌ワクチンの再接種が推奨さ
15
疫正常者 4.47/1000 人・年) 。・また、移植後に帯状疱
れている。移植 1-2 年後が発症中央値で、発症時の寄
疹を発症すると非常に強い疼痛をきたし、QOL に大きな
与死亡率は 1-2 割と高いことが国内外でのケースシリー
影響を及ぼす帯状疱疹後神経痛の頻度が高いとされて
ズ等で報告されている 36。そのため、国内外においてワ
いる 19。同種移植後の発症率と死亡リスクが高いことから、
クチンの再接種による予防が重要であると認識されてい
疾病負荷の高い点が懸念されている。
る。
国内外における現状の認識:本邦の 7 割以上の移植施
有効性:同種移植後の患者において、PPSV よりも PCV
設で同種移植後の水痘・帯状疱疹ワクチンの再接種が
の方が免疫原性に優れ、特に PPSV 単独よりも PCV 複
推奨されている。帯状疱疹の発症予防には、抗ウイルス
数回を併用した方が免疫原性に優れることが複数の研
薬の予防投与も有効とされるが、その効果は一時的であ
究で示されてきた 40-42。PPSV 単独接種から PCV と PPSV
り、投与終了後における VZV 再活性化の累積発症率は、
の接種が推奨されるようになったことで、IPD の発症率が
1 年で約 30%、2 年で約 40%と増加すると報告されている
1/10 に減少したことも報告されている 43。また、PCV の接
24-31
種を繰り返すとともに抗体価が漸増したことも報告されて
予防が重要であると認識されている。
いる 45,46。
有効性:本邦の報告では、移植後の小児患者 15 例に対
安全性:移植後特有の有害事象報告はなく、忍容性は
して、弱毒生水痘ワクチンを 1 回接種することで、血清陰
良好とされている。
性患者 9 例中 8 例が陽性化し、全例で接種後 2 年間水
本邦を含む各国のガイドラインでの推奨:共通して、「同
。そのため、国内外においてワクチンの再接種による
痘や帯状疱疹の発症を認めなかったとしている
33
。また、
種移植後、3 ヶ月以上経過しており、慢性 GVHD が増悪
別の報告ではワクチンの 1 回もしくは 2 回の接種後に
していない患者」を対象に、結合型肺炎球菌ワクチンを
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