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○コロナ・感染症対応(その2)について-3 (88 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00125.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第502回  12/3)《厚生労働省》
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感染防止対策加算の概要
点数
算定要件
病床規模

感染防止対策加算1

感染防止対策加算2

390点

90点

院内に感染制御のチーム(*)を設置し、院内感染状況の把握、抗菌薬の適正使用、職員の感染防止等を行うことで院内感染防止を行う保険医療機
関に入院している患者について、入院初日に算定する。


部門の設置

感染制御チームの
設置

保険医療機関の一般病床の数が300床以下を標準とする
感染防止に係る部門(感染防止対策部門)を設置している

以下の構成員からなる感染制御チームを設置
・専任の常勤医師(感染症対策の経験が3年以上)
・専任の看護師(感染管理の経験5年以上かつ研修修了)
・専任の薬剤師(病院勤務経験3年以上)
・専任の臨床検査技師(病院勤務経験3年以上)

以下の構成員からなる感染制御チームを設置
・専任の常勤医師(感染症対策の経験が3年以上)
・専任の看護師(感染管理の経験5年以上)
・専任の薬剤師(病院勤務経験3年以上)
・専任の臨床検査技師(病院勤務経験3年以上)

※ 医師又は看護師のうち1名は専従であること。








マニュアルの作成・
活用
院内研修

感染制御チームがマニュアルを作成
感染制御チームが年2回以上研修を実施

医療機関間の連


・加算2の医療機関と合同で、年4回以上カンファレンスを実施
・加算2の医療機関から、必要時に院内感染対策に関する相談等を受けている

・年4回以上、加算1の医療機関が主催するカンファレンスに参加

サーベイランスへの
参加

院内感染対策サーベイランス(JANIS)等、地域や全国のサーベイランスに参加し
ていること

地域や全国のサーベイランスに参加していることが望ましい

その他

・抗菌薬の適正使用を監視するための体制を有する
・感染制御チームにより、1週間に1回程度、定期的に院内を巡回し、院内感染防止対策の実施状況の把握・指導を行う
・院内の見やすい場所に、院内感染防止対策に関する取組事項を掲示する
・第三者機関による評価を受けていることが望ましい

*感染制御チームの業務
ア 1週間に1回程度、定期的に院内を巡回し、院内感染事例の把握を行うとともに、院内感染防止対策の実施状況の把握・指導を行う。また、院内感染事例、
院内感染の発生率に関するサーベイランス等の情報を分析、評価し、効率的な感染対策に役立てる。院内感染の増加が確認された場合には病棟ラウンドの所
見及びサーベイランスデータ等を基に改善策を講じる。巡回、院内感染に関する情報を記録に残す。
イ 微生物学的検査を適宜利用し、抗菌薬の適正使用を推進する。バンコマイシン等の抗MRSA薬及び広域抗菌薬等の使用に際して届出制又は許可制をとり、
投与量、投与期間の把握を行い、臨床上問題となると判断した場合には、投与方法の適正化をはかる。
ウ 院内感染対策を目的とした職員の研修を行う。また院内感染に関するマニュアルを作成し、職員がそのマニュアルを遵守していることを巡回時に確認する。

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