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○調剤(その3)について-3 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00123.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第500回  11/26)《厚生労働省》
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(参考)処方薬の一包化について
○ 処方薬の一包化によって、服薬コンプライアンスが改善される(患者自身による服薬・服薬管理が可能になる、飲み忘れ
等を防止できるなど)といった利点があるが、一包化の際には薬学的管理が重要である。

薬物治療における一包化
一包化とは、服用時点の異なる2種類以上の内服用固形剤又は1剤であっても3種類以上の内服用固形剤が処方されているとき、
その種類にかかわらず服用時点ごとに一包として患者に投与することをいう。なお、一包化に当たっては、錠剤等は直接の被包から取り
出した後行うものである。

一包化が必要な患者像

一包化が必要な患者像

一包化をした方がいい患者像

① 錠剤等を直接の被包から取り出して服用することが困
難な患者(手指が不自由な患者、視力が低下している

患者像

患者、パーキンソン病の患者等)

① 服薬コンプライアンス不良(飲み忘れ、飲み誤りな
ど)の疑いがある患者

② 自身による服薬管理が困難な患者(認知機能が低下し
ている患者等)
〇 服薬コンプライアンスが改善される

利点

・患者自身による服用・服薬管理ができるようになる

・飲み忘れ、飲み誤りを防止することができる

留意点

①患者の薬識が低下することにつながる。
②包装シート等に表示されている薬効や注意喚起表示が失われてしまう。
③一包化した処方薬の特徴に応じて、患者への説明、遮光保存用の袋・容器などを添付する等の薬学的管理が必要となる。
④服薬指導においては、薬剤の識別が困難となりやすいため、薬剤の識別コード、イメージ画像を添付したお薬説明書などの交付が必要となる。
⑤服用時点ごとに処方内容が違う場合は、誤用を防ぐため分包紙に患者氏名、服用時点、医薬品名を印字することが望ましい。
一包化の際には、これらのことを踏まえた薬学的管理が重要である

出典:第十四改訂調剤指針 日本薬剤師会編を元に医療課で編集

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