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【資料1-1】議論の整理(案) (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67949.html
出典情報 第209回社会保障審議会医療保険部会、第9回高額療養費制度の在り方に関する専門委員会 合同開催(12/25)《厚生労働省》
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○ 当部会では、
・ バイオ後続品については、診療報酬上の評価は中医協で議論が進めら
れているが、置き換えを促していくとともに、バイオ後続品への置き換
えが一定程度進んでいる先行バイオ医薬品については選定療養の対象と
するなど、推進を図るべき
・ さらなる使用促進という観点から、バイオ後続品のある先行バイオ医薬
品の選定療養制度の導入も、ぜひ検討を進めていただきたい。また、一般
名処方を可能とすることや、診療報酬上の加算要件の見直しなど、医療機
関がバイオ後続品を使用する環境整備も、ぜひ進めていただきたい
・ バイオ後続品は後発医薬品と違って、選定療養の活用という段階では
ない。置き換え状況に差があることも資料から分かるので、急激に置き
換えが進んでいるものもあるなど様々。こうした置き換え状況の差につ
いて、より詳細に分析した上で議論を進めていく必要がある
・ バイオ後続品に関しては、様々な問題がある。バイオ後続品の推進に
関しては、一定の理解はしているが、ドクターや患者からの不安な意見
もある。そのため、その双方がバイオ医薬品そのものに関しての特性を
十分に理解した上で進めるということで、拙速な推進にならないように
する必要がある
・ 長期収載品と同じように一般名処方ができるようになってくると、薬
剤の変更といったところもセットで考えられると思うが、バイオ後続品
に関しては、先行品と似て非なるものなので、この辺の制度化をきちん
と促進していかないと、バイオ後続品の利用促進にはつながらない
などの意見があった。


こうした意見を踏まえ、まずは、バイオ後続品の使用が進まない要因の1
つである、バイオ後続品に対する有効性・安全性への懸念を払拭するため、
バイオ後続品の有効性・安全性について医師や薬剤師、患者向けの普及啓発
を行うことで、バイオ後続品の使用が進む環境整備を行うべきである。

○ また、バイオ医薬品に係る一般名処方のルール整備や、医療機関・薬局
におけるバイオ後続品の備蓄等の体制評価について、中央社会保険医療協
議会において議論されているところであるが、令和8年度診療報酬改定に
向けて、引き続き議論がなされることを期待する。
○ その上で、先行バイオ医薬品の薬剤自己負担の在り方については、これ
らの取組や環境整備の進捗状況を注視しつつ、引き続き検討すべきである。

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