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【資料1-1】議論の整理(案) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67949.html
出典情報 第209回社会保障審議会医療保険部会、第9回高額療養費制度の在り方に関する専門委員会 合同開催(12/25)《厚生労働省》
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現在の「現役並み所得」の基準は高い水準になっているが、現役世代
は養育費など色々な費用がかかっており、扶養しなければならないこど
もの数等の違いを考えると、この水準を低く考えてもいいのではないか
・ 現役並み所得の後期高齢者の給付費について、公費の在り方や高齢者
支援金について見直しを検討するべき
などの意見があった。
○ さらに、窓口負担割合の見直しの方法について、①3割負担や2割負担
の対象者の拡大、②負担割合の区切りとなる年齢の引き上げ、③負担割合
のきめ細かい設定といった例示を踏まえて議論を行ったところ、
・ 3割負担の拡大は、現役世代の負担が増えないよう手当を講じること
が必要であり、まずは現役並み所得の後期高齢者の給付費への公費の投
入が必要
・ 現役並み所得の判断基準については、現役世代と高齢者の生活の違い
に対応できていないという課題がある
・ 高齢者の健康状態の改善や就業率の上昇といった高齢者像の変化を踏
まえると、現行の年齢区分については、5歳引き上げるべき
・ 年齢区分の引き上げについて、将来的な方向性としては理解するが、仮
に引き上げるのであれば、いきなりではなく段階的に5歳程度まで引き
上げることとすべきではないか
・ 2割負担の対象を拡大する場合、1割から2割となり負担が倍になる。
高額療養費の外来特例の議論も踏まえ、きめ細かい配慮が必要
・ 高齢者世代内での所得再分配効果を高めていくことが必要。1割から
2割になると負担が倍になるので、例えば 15%といった割合の設定もあ
るのではないか。逆に、70~74 歳についても低所得層は 15%とするなど
の配慮が必要ではないか
・ きめ細かい負担割合の設定については、年齢ではなく負担能力に応じ
た応能負担の観点から必要ではないか
・ 高額療養費の見直しや介護保険における負担割合の見直しなどの議論
も行われており、高齢者にとって急激な負担増とならないよう、激変緩
和措置も含めて検討することが必要
といった意見があった。
○ 高齢者の窓口負担割合の在り方については、「
「強い経済」を実現する総
合経済対策~日本と日本人の底力で不安を希望に変える~」(令和7年 11
月 21 日閣議決定。以下「経済対策」という。
)において「医療費窓口負担
に関する年齢によらない真に公平な応能負担の実現」について「令和7年
度中に具体的な骨子について合意し、令和8年度中に具体的な制度設計を
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