よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1-1】議論の整理(案) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67949.html
出典情報 第209回社会保障審議会医療保険部会、第9回高額療養費制度の在り方に関する専門委員会 合同開催(12/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

や人材の確保、現役世代の保険料負担の抑制努力の必要性を踏まえた対応
は、物価や賃金の上昇など、日本経済が新たなステージに移行しつつある
ことを踏まえて行われることが必要である。


制度の見直しに当たっては、負担能力に応じた負担を通じた所得再分配機
能の強化、予防・健康づくりに向けた個人の行動変容のさらなる後押し、セ
ーフティネット機能の確保、医療 DX の推進など医療提供の効率化、社会保険
の原理・原則を含め制度をわかりやすく説明していくこと等により、幅広い
世代の制度への納得感と制度の持続可能性を高めていくことが必要である。

○ これらを踏まえ、当部会においては、以下の4つの視点を踏まえての議
論を進めてきた。
1.高度な医療を取り入れつつセーフティネット機能を確保し命を守る仕
組みを持続可能とする視点
2.現役世代からの予防・健康づくりや出産等の次世代支援を進める視点
3.世代内、世代間の公平をより確保し全世代型社会保障の構築を一層進
める視点
4.患者にとって必要な医療を提供しつつ、より効率的な給付とする視点
○ 今般の医療保険制度の改革においては、こうした視点を踏まえ、持続可
能な医療保険制度を構築するため、
・ 「セーフティネット機能の確保」の視点を踏まえた高額療養費制度の見
直し
・ 「現役世代からの予防・健康づくりや次世代の支援強化」の視点か
ら、標準的な出産費用の無償化に向けた制度の創設、国民健康保険制度
における子育て世代への支援拡充、協会けんぽにおける予防・健康づく
りの取組の強化
・ 「世代内、世代間の公平の確保」の視点から、医療保険における金融所
得の勘案
・ 「必要な医療の提供と効率的な給付の推進」の視点から、OTC 類似薬を
含む薬剤自己負担の見直し、長期収載品の選定療養の見直し、入院時の
食費・光熱水費の引上げ、医療機関の業務効率化・職場環境改善の推進
等を総合的なパッケージとして改革を進める必要がある。
また、
「世代内、世代間の公平の確保」の視点から、高齢者の窓口負担割
合の在り方についても議論を行ったところであり、今後、政府・与党にお
いて、更に議論が深められることを期待する。
○ こうした観点から、下記で、当部会での意見について議論を整理する。
- 2 -