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定例記者会見資料 日本介護医療院協会「2025年度」調査結果報告 (36 ページ)

公開元URL https://jamcf.jp/chairman/2025/chairman251009.html
出典情報 日本慢性期医療協会 定例記者会見(10/9)《日本慢性期医療協会》
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介護医療院のまとめ
介護医療院が、病院と介護施設の狭間にある、どちらも受け入れにくい患者の受け皿としての役割を果たし
ている。このことは、本人、在宅で支える家族、病院や介護施設すべてにとって、利点がある。
入所者像は医療処置が多く要介護度が高く、経管栄養、喀痰吸引、レントゲン撮影、点滴治療、酸素投与等
の日常的な医学管理や、緩和ケア等が提供されている。また、多職種協働でリハビリや栄養・口腔ケアの一
体的な取組が積極的に行われている。死亡退所が多く、本人の意思表示が難しい入所者が多い中で、家族
や後見人と丁寧に話し合いをしながら看取り対応が行われている。一方で、介護医療院ではリハビリが積極
的に実施され、在宅復帰できている例も10%程度あり、終の棲家としての機能だけでなく、在宅復帰機能も
担えることを示している。
病院との違いとして、「生活施設」としての側面があり、身体拘束ゼロへの取り組み、食事にこだわった取組
や外出訓練等、その人らしい生活、尊厳に根差したところを大事にしている。これは介護医療院が人生の最
期まで尊厳を大事にする思いを反映しているものと考えられた。
最近では医療処置、看取りが多くなり、施設の持ち出し、業務負担が増えているとの指摘が多くなった。

介護医療院は医療が必要な
重度要介護者の最後の砦
になっている
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