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05【資料3】新型コロナワクチンの接種について (71 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25379.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第32回 4/27)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【4】武田社ワクチン(ノババックス)の接種について(1)武田社ワクチン(ノババックス)の有効性、安全性

武田社ワクチン(ノババックス)の安全性

第31回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
(令和4年3月24日)提出資料一部改変

18歳以上について、武田社ワクチン(ノババックス)の初回シリーズ接種後7日までの局所・全身反応は軽度~中等度
で一過性であり、著者らは追跡期間中に安全性の懸念は認められなかったと報告している。
Dunkle LM et al1 (NEJM, 2022)

接種後7日までに出現した局所・全身副反応

研究内容: 2020年12月27日-2021年2月18日の間に米国113施設、メキシコ6施
設において、18歳以上を対象に武田社ワクチン(ノババックス)2回接種群と
プラセボ接種群を2:1で無作為に割り付け、武田社ワクチン(ノババックス)2
回接種後の有効性及び安全性を評価したフェーズⅢ試験。
結果: 26,976名(ワクチン接種群18,072名、プラセボ群8,904名)が解析さ
れた(年齢中央値47.0歳)。
接種後7日目までの安全性は以下の通りであった。
 局所・全身反応ともに多くは軽度ー中等度で、一過性であった。
 プラセボ接種群と比較しワクチン接種群では、局所・全身反応がより多く報
告された。
 局所反応
‒ 多くは軽度-中等度で、持続期間は2日以下であった。
‒ 接種部位の圧痛が最も多くみられ、1回目接種52.3%、2回目接種73.4%、
持続期間中央値は2日であった。
 全身反応
‒ 倦怠感、頭痛、筋肉痛、活気不良が多く見られた。
‒ 重度の全身反応はワクチン接種群(12.1%)がプラセボ群(2.1%)より
も多かったが、他種のコロナウイルスワクチン※1より少なかった。
追跡期間中※2報告されたすべての重症度の副反応※3の発生割合は以下の通りで
あった。
 ワクチン接種群: 16.3%
 プラセボ接種群: 14.8%
※1 モデルナ社ワクチン(Baden LR et al., 2021 を文中引用。)
※2 本研究はクロスオーバー試験であり、1回目接種から3-4か月後に、ワクチン群にはプラセボを、プラセボ群にはワクチンを接種した。副反応は、この3-4か月後の異なる薬剤の接種まで、もし
くは参加者の研究からの辞退時点まで観察されている。
※3 副反応には局所反応として疼痛、圧痛、紅斑、腫脹、全身反応として頭痛、倦怠感、活気不良、筋肉痛、関節痛、発熱、嘔気・嘔吐を含む。
1 Dunkle LM, Kotloff KL, Gay CL, et al. Efficacy and Safety of NVX-CoV2373 in Adults in the United States and Mexico. N Engl J Med. 2022;386(6):531-543.

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