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参考資料3 がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(健発第0331058号平成20年3月31日厚生労働省健康局長通知別添) (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59042.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第44回 6/23)《厚生労働省》
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便潜血検査は、免疫便潜血検査2日法により行い、測定用キット、採便方
法、検体の回収及び検体の測定については、次のとおりとする。


測定用キット
それぞれの測定用キットの特性並びに市町村における検体処理数及び採
便から測定までの時間等を勘案して、最適のものを採用する。



採便方法
採便用具(ろ紙、スティック等)を配布し、自己採便とする。
なお、採便用具の使用方法、採便量、初回採便から2回目までの日数及
び初回採便後の検体の保管方法等は、検診の精度に大きな影響を与えるこ
とから、採便用具の配布に際しては、その旨を受診者に十分説明する。
また、採便用具の配布は、検体の回収日時を考慮して、適切な時期に行
う。



検体の回収
初回の検体は、受診者の自宅において冷蔵保存(冷蔵庫での保存が望ま
しい。)し、2回目の検体を採取した後即日回収することを原則とする。
また、やむを得ず即日回収できない場合でも、回収までの時間を極力短
縮し、検体の回収、保管及び輸送の各過程で温度管理に厳重な注意を払う。
なお、検診受診者から検診実施機関への検体郵送は、温度管理が困難で
あり、検査の精度が下がることから、原則として行わない。



検体の測定
検体回収後速やかに行い、速やかな測定が困難な場合は、冷蔵保存する。

(2)検診結果の区分
大腸がん検診の結果は、問診の結果を参考として、免疫便潜血検査の結果によ
り判断し、「便潜血陰性」及び「要精検」に区分する。
(3)結果の通知
検診の結果については、精密検査の必要性の有無を附し、受診者に速やかに
通知する。
(4)記録の整備
検診の記録は、氏名、性別、年齢、住所、過去の検診の受診状況、検診結果、
精密検査の必要性の有無等を記録する。
また、受診指導の記録を併せて整理するほか、 必要に応じ個人票を作成し、
医療機関における確定診断の結果及び治療の状況等を記録する。
(5)事業評価
大腸がん検診の実施に当たっては、適切な方法及び精度管理の下で実施する
ことが不可欠であることから、市町村は、チェックリスト(市町村用)を参考と
するなどして、検診の実施状況を把握する。その上で、保健所、地域医師会及び

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