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保険薬局における医療DX活用と業務貢献等の実態調査報告書 (36 ページ)

公開元URL https://secure.nippon-pa.org/pdf/report_2025_06.pdf
出典情報 保険薬局における医療DX活用と業務貢献等の実態調査報告書(6/13)《日本保険薬局協会》
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統計解析まとめ
薬局薬剤師の日常業務におけるマイナ保険証受付及び患者同意に基づき閲覧できる情報確認の実践が、薬学的ケ
アの質向上に貢献すること、また一方で、貢献度の高低にかかわらず、薬剤師が抱える業務負担は広く共通して感じら
れている可能性があることが示唆された。
■ 薬局特性
「地域連携薬局or専門医療機関連携薬局」「都道府県」「立地形
態」「薬局グループ規模」「処方箋集中率」「地域支援体制加算の
届出」「医療DX推進体制整備加算の届出」「月間処方箋受付回
数」「新患・3カ月以上間隔を空けた受付割合」

■ 医療DX推進因子
「引換番号付紙処方箋、電子処方箋の受付回数割合」「マイナ保
険証利用率」「お薬手帳持参率」「新患・3カ月以上間隔を空けた
患者のお薬手帳持参率」

「薬剤師の電子処方箋管理サービスの理解度」
• 理解度が高い群 75.5%
「薬物治療の質及び安全性向上につながる仕組
みの患者説明頻度」
• 説明頻度が多い群 62.6%

「確認頻度の合計点数(満16点)」
• すべての情報項目について「毎回確認してい
る」「必要時に確認している」と回答された割合
が80%以上
• 平均点:13.63、標準偏差2.16

有意差なし

効果量Cohen’s d
有意差なし

■ 情報の確認に係る負担度合(満55点)
• 情報確認に係る負担の11項目のうち10項
目で平均点が3点(どちらでもない)以上
• 平均点:36.61、標準偏差8.06

0.316の負の相関
0.34の負の相関

0.35の正の相関

有意差なし

■ 薬剤師業務への貢献(満65点)
• 薬剤師業務13項目のうち11項目で平均点
が3点(中程度)以上
• 平均点:44.47、標準偏差8.98

0.58の正の相関

効果量(Cohen’s d):コーエンズ・ディー。Welchのt検定で得た平均の差が
「どれくらい大きいか」を数値で示す。0.2未満はごく小さい効果、0.2-0.49は小さい
効果、0.5-0.79は中くらいの効果、0.8以上は大きい効果。
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