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保険薬局における医療DX活用と業務貢献等の実態調査報告書 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://secure.nippon-pa.org/pdf/report_2025_06.pdf |
出典情報 | 保険薬局における医療DX活用と業務貢献等の実態調査報告書(6/13)《日本保険薬局協会》 |
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調査概要
◼ 目的:マイナ保険証受付及び患者同意に基づき閲覧できる情報の確認及び薬剤師業務へ
の貢献等の実態を把握するため
◼ 内容:〇薬局の基本情報及び各種実績 〇マイナ保険証受付及び患者同意に基づき閲
覧できる情報の確認及び薬剤師業務への貢献等
◼ 対象:認定薬局、かつ、2025年3月1日時点において電子処方箋受付体制を有している
薬局の管理薬剤師
◼ 方法:オンラインWEB調査 1薬局1回答
◼ 回答期間:2025年4月1日(火)~4月30日(水)
◼ 回答数:1,006薬局
◼ 実施主体:一般社団法人日本保険薬局協会 薬局機能創造委員会
◼ 倫理審査:日本薬局学会倫理審査委員会 受付番号25009
調査結果 Summary
全国の電子処方箋受付体制を備えた1,006の認定薬局より回答。マイナ保険証利用率は平均42.1%、電子処方
箋管理サービスの理解度が高い薬局は75.5%であり、マイナ保険証受付時に薬物治療の質や安全性向上につながる
仕組みについて患者に頻繁に説明している薬局は62.6%であった。重複・併用禁忌チェック結果等の情報確認について
は、全4項目で「毎回または必要時に確認」が80%以上を占め、貢献度は13項目すべてで「中(3点)~非常に高い
(5点)」の回答が半数を超えた。特に「服薬情報の把握」への貢献が顕著であり、こうした回答から薬局における積極
的な医療DX活用実態がうかがえた。
統計解析の結果、マイナ受付後の情報確認を丁寧に行っている薬局では、業務への貢献度スコアが有意に高かっ
た(Cohen’s d = 0.58)。貢献度にかかわらず負担度合に差はみられず、中でも「確認工程の増加」「閲覧制限」
「システム不具合」の負担度合が高かった。
薬局薬剤師の日常業務におけるマイナ保険証受付及び患者同意に基づき閲覧できる情報確認の実践が、薬学的
ケアの質向上に貢献すること、また一方で、貢献度の高低にかかわらず、薬剤師が抱える業務負担は広く共通して感じ
られている可能性があることが示唆された。
Nippon Pharmacy Association All Rights Reserved
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◼ 目的:マイナ保険証受付及び患者同意に基づき閲覧できる情報の確認及び薬剤師業務へ
の貢献等の実態を把握するため
◼ 内容:〇薬局の基本情報及び各種実績 〇マイナ保険証受付及び患者同意に基づき閲
覧できる情報の確認及び薬剤師業務への貢献等
◼ 対象:認定薬局、かつ、2025年3月1日時点において電子処方箋受付体制を有している
薬局の管理薬剤師
◼ 方法:オンラインWEB調査 1薬局1回答
◼ 回答期間:2025年4月1日(火)~4月30日(水)
◼ 回答数:1,006薬局
◼ 実施主体:一般社団法人日本保険薬局協会 薬局機能創造委員会
◼ 倫理審査:日本薬局学会倫理審査委員会 受付番号25009
調査結果 Summary
全国の電子処方箋受付体制を備えた1,006の認定薬局より回答。マイナ保険証利用率は平均42.1%、電子処方
箋管理サービスの理解度が高い薬局は75.5%であり、マイナ保険証受付時に薬物治療の質や安全性向上につながる
仕組みについて患者に頻繁に説明している薬局は62.6%であった。重複・併用禁忌チェック結果等の情報確認について
は、全4項目で「毎回または必要時に確認」が80%以上を占め、貢献度は13項目すべてで「中(3点)~非常に高い
(5点)」の回答が半数を超えた。特に「服薬情報の把握」への貢献が顕著であり、こうした回答から薬局における積極
的な医療DX活用実態がうかがえた。
統計解析の結果、マイナ受付後の情報確認を丁寧に行っている薬局では、業務への貢献度スコアが有意に高かっ
た(Cohen’s d = 0.58)。貢献度にかかわらず負担度合に差はみられず、中でも「確認工程の増加」「閲覧制限」
「システム不具合」の負担度合が高かった。
薬局薬剤師の日常業務におけるマイナ保険証受付及び患者同意に基づき閲覧できる情報確認の実践が、薬学的
ケアの質向上に貢献すること、また一方で、貢献度の高低にかかわらず、薬剤師が抱える業務負担は広く共通して感じ
られている可能性があることが示唆された。
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