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令和6年度 厚生労働科学特別研究事業 再生医療等安全性確保法におけるリスク分類の見直しに資する調査研究 総括研究報告書[404KB] (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58780.html
出典情報 厚生科学審議会 再生医療等評価部会(第107回 5/13)《厚生労働省》
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厚生労働省科学特別研究事業

5. 細胞外小胞等による治療および臨床試験に関する調査報告
EVs試験のモダリティと特徴


EVs関連の臨床試験は計172件(2024年12月8日時点、CTI調査)で実施され、第I相試験が
最多(49件)、第II相(42件)、I/II相(28件)と続き、開発は初期段階が中心である。



適応疾患はCOVID-19が最多(24件)、呼吸器・神経・悪性腫瘍等、多岐にわたる。



モダリティはEVs単独による試験が最多(67件)で、その他、低分子医薬(45件)、幹細
胞(31件)など。第I相試験(26件)、第II相(8件)、第III相(2件)となっている。
主な作用機序は抗炎症(97件)・抗ウイルス(96件)・抗腫瘍(67件)。標的分子が特定
されている試験は 35件で、PDE阻害やTLR4阻害等が挙げられる。一方、半数以上の試験に
おいては標的が未記載である。





試験実施国は米国が最多(75件)で、本邦での試験は1件のみ。企業主導の試験が多く、24
件実施した企業も存在する。
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