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議論の整理(案) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57262.html
出典情報 妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会(第10回 5/14)《厚生労働省》
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「分娩取扱施設における出産に係る費用構造の把握のための調査研究」16の調査結果の
報告17にによれば、「お祝い膳」を妊産婦が選択できる施設は施設類型によっ『回答施設数
の 2.0%~5.8%の間であり、また料金は 87.1%~90.6%の施設で入院料等の他の料金に
含まれ、個別に明示され『いなかった。「写真撮影」、「足形」、「エステ(乳房マッサージ
は除く)」のサービスについ『も、おおむね同様の傾向が見られた。なお、妊産婦がお祝
い膳等のサービスを希望しなかった場合、辞退できるかどうかまでの調査は行っ『いない。



厚生労働省におい『、出産費用の「見える化」のため、分娩取扱施設ごとのサービス
内容や出産費用の状況などを公表するウェブサイト「出産なび」の運用を令和6年5月
30 日から開始し『いる。年間分娩取扱件数が 21 件以上等の要件を満たす施設のほぼ全『
(99.9%)に掲載の同意をいただく等、全国の 2,112 施設の情報を掲載し『おり、施設ご
とに、医師数や年間分娩件数といった基礎情報に加え、助産ケアや付帯サービスの実施
有無、分娩にかかる費用の目安などの詳細情報を掲載し『いる。開設以降、200 万超の
PV があり、現在は若年女性と推定されるユーザーを中心にアクセスされ『いる。



「出産育児一時金の見直しを踏まえた出産費用の分析並びに産科医療機関等の適切な
選択に資する情報提供の実施及び効果検証のための研究」18の調査結果の報告によれば、
「出産なび」は妊婦の安心感、納得感、効率性といった観点から一定の評価を受け『い
る一方で、分娩取扱施設に関する情報の充実や検索機能・サイトアクセスの向上、妊婦
健診・産後ケアに関する情報の掲載などについ『要望が寄せられ『いる。

(あるべき支援等の方向性)


出産に対する妊産婦のニーズは様々であり、妊産婦がサービスや費用に関する十分な
情報に基づい『、出産に関する自己決定を行える環境を整備する必要がある。



出産に関するサービスと費用の情報のさらなる見える化を推進し、出産費用の予見可
能性を高め、妊産婦が希望し『選択する診療・ケアやサービスについ『、ニーズに応じ
『取捨選択できるようにし『いくべきである。



「出産なび」の掲載情報や機能面を早期に充実させるとともに、妊娠前や妊娠初期の
方にも利用し『いただくよう、周知広報に取り組んでいくべきである。その際、掲載情
報の充実が医療機関・自治体等にとっ『過度な負担とならないよう留意し、具体的な情
報収集等の進め方につい『、関係団体等と丁寧に調整し『いくべきである。

16

に令和6年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(政策科学総合研究事業(政策科学推進研究事業)

(研究代表者 野口晴子氏)
17
に外れ値や誤答と思われるものが含まれた速報値によるものであることに留意が必要である。
18
に令和6年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(政策科学総合研究事業(政策科学推進研究事業)
)に
(研究代表者 田倉智之氏)

9