よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


社会保障関係予算 (34 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2024/seifuan2024/index.html
出典情報 令和6年度予算政府案(12/22)《財務省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

令和6年度 医療分野の研究開発関連予算のポイント
健康・医療戦略推進本部の下で各省が連携し、令和5年度補正予算(679億円)と合わせ、
医療分野の研究開発を政府一体で推進。
6年度予算

5年度予算
(当初)

日本医療研究開発
機構(AMED)
対象経費

1,245億円

1,248億円

(こ6,総5,文581,

(こ6,総5,文581,

厚481,経171)

厚483,経174)

インハウス研究
機関経費

805億円

796億円

(こ0,文253,厚478,経74)

(文254,厚468,経73)

対前年度
増▲減額

▲3億円

増▲減率

▲0.3%

5年度予算
(補正)
650億円
(内365,文208,
厚73,経4)

+9億円

+1.1%

29億円
(厚29)

 上記経費に加え、内閣府に計上される「科学技術イノベーション創造推進費(555億円)」の一部(175億円)を医療分野の研究開発関連の調整費として充当見込み。
 令和5年度補正予算に、AMED対象経費として650億円(内365、文208、厚73、経4)、インハウス研究機関経費として29億円(厚29)を計上。
 上記における計数は、それぞれ四捨五入しているため、端数において合計とは合致しないものがある。

※ 精査により計数等に異動が生じる場合がある。

主な取組
第2期健康・医療戦略(令和2年度~令和6年度)における6プロジェクトは、開発目的(予防、診断、
治療、予後QOL)ごとの特性を活かしたモダリティ等に基づいており、これに沿って予算を重点化する。
令和6年度においては、医療分野の研究開発関連予算等の資源配分方針に基づき、認知症等の脳神経
疾患の発症・進行抑制・治療法等に資する研究開発、ゲノム創薬をはじめとする次世代創薬、再生・細胞医
療・遺伝子治療を含む、医療分野の研究開発を強力に推進する。
1. 医薬品プロジェクト

366億円 <AMED 325億円、インハウス 41億円>

■ 医療現場のニーズに応える医薬品の実用化を推進するため、創薬標的の探索から臨床研究に至るまで、
モダリティの特徴や性質を考慮した研究開発を行う。また、モダリティに関する基盤的な研究開発を行い、新
薬創出を目指す。さらに、創薬研究開発に必要な支援基盤の構築に取り組む。
2. 医療機器・ヘルスケアプロジェクト

108億円 <AMED>

■ AI・IoT技術、計測技術、ロボティクス技術等を融合的に活用し、診断・治療の高度化や、予防・QOL向
上に資する医療機器・ヘルスケアに関する研究開発を行う。
3. 再生・細胞医療・遺伝子治療プロジェクト

186億円 <AMED>

■ 再生・細胞医療の実用化に向け、細胞培養・分化誘導等に関する基礎研究、疾患・組織別の非臨床・
臨床研究や製造基盤技術の開発、疾患特異的iPS細胞等を活用した難病等の病態解明・創薬研究及
び必要な基盤構築を行う。また、遺伝子治療について、遺伝子導入技術や遺伝子編集技術に関する研究
開発を行う。さらに、再生・細胞医療と遺伝子治療の一体的な研究開発や臨床研究拠点の整備を進めると
ともに、革新的な研究開発・基盤整備を進める。
4. ゲノム・データ基盤プロジェクト
184億円 <AMED 166億円、インハウス 18億円>
■ ゲノム・データ基盤の整備・利活用を促進し、ライフステージを俯瞰した疾患の発症・重症化予防、診断、
治療等に資する研究開発を推進することで、病態解明を含めたゲノム医療、個別化医療の実現を目指す。
5. 疾患基礎研究プロジェクト
150億円 <AMED>
■ 医療分野の研究開発への応用を目指し、脳機能、免疫、老化等の生命現象の機能解明や、様々な疾
患を対象にした疾患メカニズムの解明等のための基礎的な研究開発を行う。
6. シーズ開発・研究基盤プロジェクト
236億円 <AMED>
■ アカデミアの組織・分野の枠を超えた研究体制を構築し、新規モダリティの創出に向けた画期的なシーズの
創出・育成等の基礎的研究や、国際共同研究を実施する。また、橋渡し研究支援拠点や臨床研究中核
病院において、シーズの発掘・移転や質の高い臨床研究・治験の実施のための体制や仕組みを整備するとと
もに、リバース・トランスレーショナル・リサーチや実証研究基盤の構築を推進する。
※上記に加え、AMED運営費交付金等のAMED対象経費が75億円、インハウス研究機関の運営経費等のインハウス研究機関経費が745億円ある。

― 32 ―