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参考資料9 幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なヴィジョン(答申)[1.3MB] (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36795.html
出典情報 厚生科学審議会 社会保障審議会(第139回 12/11)こども家庭審議会障害児支援部会(第4回 12/11)(合同開催)《厚生労働省》
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る『育ちのヴィジョン』においても、その理念は、国民的な議論を経て定め
られたこども基本法の理念をもとに、
『育ちのヴィジョン』の対象時期の特徴
を踏まえ、整理することが適当である。
(乳幼児の思いや願い)
○乳幼児は、例えば、以下のような[安心したい]、[満たされたい]、[関わって
みたい]、[遊びたい]、[認められたい]といった思いや願いを持ちながら、周
囲の環境(社会)との関係の中で心身の発達を図り、生涯にわたるウェルビ
ーイングの基盤を築いている。身近な人との応答的なやりとり等を通して、
こうした思いや願いを持つようになること自体、乳幼児の発達であるが、こ
どもの視点で考える上で、乳幼児はこのような思いや願いを持っているとい
う視点で整理した。
[安心したい]
身近な人にくっついて、繰り返し抱っこを求めたり、触れ合ったりすること
で安心しながら育つ。
[満たされたい]
「愛されたい」
「抱っこしてほしい」
「食べたい」
「寝たい」
「関心を持ってほし
い」などの思いや欲求を、自分のペースやリズムに合わせて満たしてもらう
ことで、心地よい生活のリズムをつくりながら育つ。
[関わってみたい]
こども同士の関わりの中で、様々な感情を経験しながら、人との関わり方が
培われたり、多様な人や環境(社会)と関わることで、それぞれの違いや個
性があることに気づいたりしながら育つ。
[遊びたい]
身近な環境の中、自分の興味の赴くまま夢中になって遊んだり、自然に触れ
て、体験して、絵本や地域行事などの文化に触れて感性を育んだり、食事を
楽しむことなども含めたあらゆる「遊びと体験」を通して、様々なことを学

権利が等しく保障されるとともに、教育基本法(平成十八年法律第百二十号)の精神にのっ
とり教育を受ける機会が等しく与えられること。
三 全てのこどもについて、その年齢及び発達の程度に応じて、自己に直接関係する全ての事
項に関して意見を表明する機会及び多様な社会的活動に参画する機会が確保されること。
四 全てのこどもについて、その年齢及び発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その最
善の利益が優先して考慮されること。
五 こどもの養育については、家庭を基本として行われ、父母その他の保護者が第一義的責任
を有するとの認識の下、これらの者に対してこどもの養育に関し十分な支援を行うととも
に、家庭での養育が困難なこどもにはできる限り家庭と同様の養育環境を確保することによ
り、こどもが心身ともに健やかに育成されるようにすること。
六 家庭や子育てに夢を持ち、子育てに伴う喜びを実感できる社会環境を整備すること。
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