よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


調剤について(その1) 総-3 (82 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00197.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第550回 7/26)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

薬局薬剤師が行う疑義照会の内訳
○ 薬局薬剤師が行う疑義照会は、応需処方箋のうち2.6%であった。このうち薬学的な疑義照会
(用法の確認、残薬の調整、飲みやすさに関する照会等)は83.5%であり、処方変更されたのは
74.9%であった。(平成27年度調査)




調査概要
・調査期間:2015年7月21日~27日(1週間)
・回答薬局数:818(回収率14.7%)
・調査期間中の応需処方箋のうち疑義照会を行った件数、
内容等を確認

6,354件の薬学的疑義照会の内訳
薬学的疑義照会分類






応需処方箋総枚数

用法・用量に関する疑義

297,086

上記①における、疑義照会件数
上記②のうち、薬学的疑義照会件数
(形式的な疑義照会を除いた件数)
上記③のうち、処方変更有の件数

7,607
(①の2.6%)

6,354
(②の83.5%)

4,758

安全性上の疑義

(③の74.9%)

→ 疑義照会のうち、
薬学的な疑義照会は83.5%
そのうち処方変更有は74.9%
(応需処方箋のうち1.6%)

項目

割合(%)

464

7.3

長期投与不可の処方

96

1.5

792

12.5

投与総数(外用薬・注射薬など)の過不足

240

3.8

投与回数(頓服)の過不足

37

0.6

内服薬の用法

953

15.0

外用薬の用法

196

3.1

注射薬の用法

18

0.3

服用(使用)間隔

33

0.5

使用部位の疑義

100

1.6

用量過多

315

5.0

用量過少

362

5.7

処方意図の確認(保険適応上の疑義を含む)

606

9.5

処方の記入漏れ(過去の処方との比較による)

390

6.1

配合禁忌・配合不適

20

0.3

投与禁忌

71

1.1

慎重投与

19

0.3

アレルギー歴

10

0.2

副作用歴

65

1.0

副作用の疑い

36

0.6

妊娠への影響

3

0.0

授乳への影響

6

0.1

同種同効薬の重複

388

6.1

相互作用

39

0.6

442

7.0

患者の生活サイクルや職業による疑義

21

0.3

先発医薬品・後発医薬品の選択への患者希望

116

1.8

一包化調剤不可

19

0.3

錠剤粉砕・脱カプセルなどの実施不可

12

0.2

簡易懸濁実施不可

1

0.0

上記以外のもの

480

7.6

日数・回数・総数に関する疑義 残薬に伴う日数・投与総数の調整

■ 処方箋に占める疑義照会の件数
件数(枚数)

件数

日数の過不足

飲みやすさ、使いやすさに関する疑義(剤形変更、一包化調剤、
服薬コンプライアンス・QOL改善 錠剤の粉砕・脱カプセルへの変更を含む)
に伴う疑義

調剤方法の疑義
その他

出典:平成27年度全国薬局疑義照会調査(公益社団法人日本薬剤師会委託事業)(研究代表者:東京理科大学薬学部(薬局管理学) 鹿村恵明)

82