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資料6_AMEDがん研究(2019年度-2022年度) (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32589.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第10回 4/12)《厚生労働省》
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(6)がんの予防法や早期発見手法に関する研究
●新たな発がんリスクとして、DNAメチル化異常と胃がんとの関連を明らかにするとともに、主要部位のが
んについて、生活習慣にゲノム情報を加えたリスク予測モデルを開発した
●早期発見マーカーの性能評価研究を進めるとともに、がん検診有効性評価のための大規模比較試験を長期
にわたって支援中

ピロリ菌除菌後健康人を対象とした世界初エピゲノム発がんリスク診断の実用化
国立がん研究センター 牛島 俊和
正常組織に蓄積され、発がんリスクとなる微量の突然変異の新たな測定法を開発した。
食道では、発がんリスクの上昇に応じて、突然変異とDNAメチル化異常の両方が、胃では主にDNAメチル化異常が増加して
いることを発見した。
食道では喫煙や過度の飲酒により、胃ではピロリ菌感染により、正常組織でも既に突然変異が増加していることが示され
た。
ライフスタイルに応じて蓄積した突然変異とDNAメチル化異常を測定することで、正確な新しい発がんリスク診断に発展す
ると期待される。
正常組織で発がんリスクを正確に診断する測定法を開発-ライフスタイルと発がんリスクとの関係も明らかに-(平成30
年1月23日AMED共同プレスリリース)
https://www.amed.go.jp/news/release_20180123-02.html 革新がん事業(領域2)(H29~R1)

超音波検査による乳がん検診の有効性を検証する比較試験
東北大学 大内 憲明
乳房超音波検査がマンモグラフィの偽陰性問題(検診でがんを検出できないこと)を補う有力な検査法であることが示さ
れた。超音波検査を用いた乳がん検診に関する大規模RCTは世界初であり、この成果は日本および世界で増え続ける乳がん
対策の重要な礎となることが期待される。
世界初・日本発:超音波検査による乳がん検診のランダム化比較試験(J-START)―若い女性への乳がん検診の標準化と
普及へ向けて―第2報(令和3年8月19日AMED共同プレスリリース)
https://www.amed.go.jp/news/release_20210819-01.html 革新がん事業(領域2)(H29~R1、R2~R4)

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