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(資料2)精神保健福祉法上の入院制度、患者の意思決定及び意思の表明についての支援や患者の意思に基づいた退院後支援、権利擁護等について (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23959.html
出典情報 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会(第5回 2/17)《厚生労働省》
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身体拘束がもたらす多くの弊害
○身体的弊害

・ 関節の拘縮、筋力の低下といった身体機能の低下や圧迫部位の褥瘡の発生など
の外的弊害
・食欲の低下、心肺機能や感染症への抵抗力の低下などの内的弊害
・転倒や転落事故、窒息などの大事故を発生させる危険性

○精神的弊害
・本人は縛られる理由も分からず、生きる意欲を奪われる。
・ 不安、怒り、屈辱、あきらめなどの精神的苦痛、認知症の進行やせん妄の頻発
・家族に与える精神的苦痛、罪悪感や後悔

○社会的弊害
・ 看護・介護スタッフ自身の士気の低下を招くこと。また、介護保険施設等に対す
る社会的な不信、偏見を引き起こすおそれがあること。
・身体拘束による高齢者の心身機能の低下は、その人のQOLを低下させるだけでな
く、さらなる医療的処置を生じさせ、経済的にも影響をもたらす。

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