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参考資料3 がん対策推進基本計画(平成30年3月) (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29618.html
出典情報 がん対策推進協議会(第87回 12/7)《厚生労働省》
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れらの機関での連携についても、地域ごとに差があり、利用が進まない状況に
ある。

(取り組むべき施策)
国は、切れ目のない医療・ケアの提供とその質の向上を図るため、地域の実
情に応じて、かかりつけ医が拠点病院等において医療に早期から関与する体制
や、病院と在宅医療との連携及び患者のフォローアップ58のあり方について検討
する。
国は、拠点病院等と地域の関係者等との連携を図るため、がん医療における
専門・認定看護師、歯科医師、歯科衛生士、薬剤師、社会福祉士等の役割を明
確にした上で、多職種連携を推進する。その際、施設間の調整役を担う者のあ
り方や、「地域連携クリティカルパス」のあり方の見直しについて検討する。
国は、地域で在宅医療を担う医療機関等において、拠点病院等の医療従事者
が連携して診療を行うこと、地域の医療・介護従事者が拠点病院等で見学やカ
ンファレンスに参加したりすること等の活動を可能とする連携・教育体制のあ
り方を検討する。
拠点病院等は、緩和ケアについて定期的に検討する場を設け、緊急時の受入
れ体制、地域での困難事例への対応について協議すること等によって、地域に
おける患者支援の充実を図る。また、国は、こうした取組を実効性あるものと
するため、施設間の調整役を担う者の養成等について必要な支援を行う。

② 在宅緩和ケアについて
(現状・課題)
在宅で療養生活を送るがん患者にとって、症状の増悪等の緊急時において、
入院可能な病床が確保されていることは安心につながる。しかしながら、拠点
病院等をはじめとした医療機関において、症状が急変したがん患者や医療ニー

括的に支援することを目的とする施設のこと(介護保険法(平成9年法律第 123 号)第 115
条の 46 第1項)
。全国に 4.685 か所ある(平成 27(2015)年 4 月末時点)

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「フォローアップ」とは、治療終了後のがん患者の定期的な外来診療や検査での経過の
観察のこと。
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