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参考資料3 がん対策推進基本計画(平成30年3月) (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29618.html
出典情報 がん対策推進協議会(第87回 12/7)《厚生労働省》
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(4) がんのリハビリテーション
(現状・課題)
えんげ

がん治療の影響から、患者の嚥下や呼吸運動等の日常生活動作に障害が生じ
ることがある。また、病状の進行に伴い、次第に日常生活動作に障害を来し、
著しく生活の質が低下することが見られることから、がん領域でのリハビリテ
ーションの重要性が指摘されている。
平成 19(2007)年から平成 25(2013)年にかけて行われた「がん患者に対す
るリハビリテーションに関する研修事業」において、がんに携わる医療従事者
を対象とした研修プログラムの開発、研修会等が実施された。
「第2期基本計画中間評価(平成 27(2015)年)
(以下「中間評価」という。)」
の調査では、リハビリテーション科専門医が配置されている拠点病院等の割合
は、37.4%と低く、十分な体制が整備されているとは言えない状況にある。
がん患者のリハビリテーションにおいては、機能回復や機能維持のみならず、
社会復帰という観点も踏まえ、外来や地域の医療機関において、リハビリテー
ションが必要との指摘がある。

(取り組むべき施策)
国は、がん患者の社会復帰や社会協働という観点も踏まえ、リハビリテーシ
ョンを含めた医療提供体制のあり方を検討する。

【個別目標】
国は、がんのリハビリテーションに携わる有識者の意見を聴きながら、拠点
病院等におけるリハビリテーションのあり方について、3年以内に検討し、そ
の結果について、拠点病院等での普及に努める。

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