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資 料4-2-➀ 令和4年度第2回安全技術調査会の審議結果について➀ (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27906.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会(令和4年度第2回 9/14)《厚生労働省》
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日本赤十字社より、今後承認される新型コロナワクチン等にかかる対応案及びワクチン
接種後の献血受け入れ基準変更案について、説明がなされた。
委員より、事務局が提示した組換えタンパク質ワクチン及びウイルスベクターワクチン
接種者の採血制限案が了承された。また、今後ワクチンが新しく承認された際に、当該ワク
チンが既に採血制限が定められた種類のものである場合には、接種者の採血制限について、
原則、同じ種類のワクチンの採血制限と揃えることとする案についても承認された。
(委員からの主なご意見)


現時点で開発・承認されている新型コロナウイルスのウイルスベクターワクチンは
アデノウイルスベクターワクチンであり、それらの採血制限期間を接種後6週間と
することに異論はないものの、アデノウイルス以外のウイルスベクターワクチンが
開発・承認された場合には、副反応等の安全性が異なると考えられるので、別途議論
する必要があるのではないか。

○議題2 新型コロナウイルスのワクチン接種者の採血制限の見直しについて
mRNA ワクチン接種者の採血制限については、令和3年度第1回安全技術調査会において、
血液製剤の安全性、献血者の安全確保及び血液製剤の安定供給等を総合的に勘案し、接種後
48 時間と決定したところである。
日本赤十字社より、既に国民のほとんどに新型コロナウイルスの mRNA ワクチン接種歴が
あり、ワクチン接種後の副反応についての理解が深まっていることから、mRNA ワクチン接
種者の採血制限を不活化ワクチンと同様に接種後 24 時間とする形で見直しを行いたい旨の
提案がなされた。
委員より、日本赤十字社の提案は否認された。
(委員からの主なご意見)


mRNA ワクチンと不活化ワクチンとでは副反応の出方が異なる。また、これまで浜口班
や審議会において、mRNA ワクチンの副反応について議論・吟味した上で、接種後 48 時
間と決めた経緯がある。国民の多くが3回目や4回目のワクチンを接種しているが、前
回までの接種で副反応が出ていない場合でも次の接種で副反応が出ることもあること
から、これまでの議論を尊重して mRNA ワクチン接種後の採血制限期間は今までどおり
48 時間のままとするのが良いのではないか。



mRNA ワクチンの交互接種が行われ、3回目や4回目の接種後の副反応が前回までと異
なった形で強く出ることもあると報告されている。また、mRNA ワクチン接種後の採血
制限は献血者の安全性確保等を目的として、科学的なデータに基づいて定めたと理解
しているが、その観点から考えると現段階で基準を変えても良いとする科学的なデー
タが十分にないのではないか。



mRNA ワクチン接種後の採血制限は、接種後 48 時間以内に発熱等の副反応が出る症例が
多かったことから、
「接種後 48 時間」と決めたと記憶している。「副反応が出ていない
人であれば採血しても良い」という考えに立つのであれば、そもそも採血制限期間を 24

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