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資料3-1 全ゲノム解析等に係る厚生労働科学研究について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23226.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会(第7回 1/18)《厚生労働省》
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1. ICT/AI技術:ICプロセスへのICT技術の導入(eコンセント等による参加者の利便性向上)
令和3年6月から施行された新統合指針においてもeコンセント(電子的IC: 電磁的方法によるインフォームド・コンセント)が明
記され、実施する際の留意事項についてもガイダンスで示されている。https://www.mhlw.go.jp/content/000769923.pdf

適切なツールや通信環境を整えた上での導入を検討する。その際には、以下の利点・留意点を理解して行う必要がある。
なお、導入においては、説明・同意取得・記録保存の電子化(e-consent)だけでなく、患者が主体となって情報管理が行える
オンラインプラットフォームの整備を合わせて検討すべきである。
eコンセントの利点
・効率の向上
ICFの内容の修正やトラッキング、一元的管理が容易
・参加者の理解の向上
個々のペースに合わせて説明コンテンツを利用できる
同意内容の振り返り・確認が容易になる
家族等とも共有しやすい
・参加率の向上
・リコンタクト利便性の向上

留意すべき点
・不慣れな参加者においては、内容の理解や意思表示が困難である。
・質問の機会が失われやすく、丁寧な対応が失われやすい。
・代諾者が必要な場合の対応や要件の確認が困難である。
医療現場導入に際しての検討すべき点
・病院でのIC情報の授受・管理の手法
・データ・解析センターとの連携手段

(令和2年10月27日 がん全ゲノム解析等連絡調整会議 参考資料5より一部改変;
https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/000688485.pdf)

電子化ICの手法・範囲、情報連携の手法など、医療施設での実働性を考えた上での具体的な検討が必要
→実働上の問題の抽出と開始に向けた具体案の策定を起点として、検討を開始すべき

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