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総-1-1 医薬品等の費用対効果評価案について (13 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75789.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第655回 8/26)《厚生労働省》 |
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BMI カテゴリー別の QOL 値
製造販売業者は、製造販売業者の実施した、日本人の一般集団を対象としたビニエット調査で得ら
れた QOL 値に基づき、性・年齢で調整することで BMI カテゴリー別のベースライン QOL 値を設定し
た。性・年齢の調整を行う前の BMI カテゴリーごとの QOL 値は BMI 25-30kg/m2 で 0.827、BMI 3035kg/m2 で 0.604、および BMI ≥35kg/m2 で 0.317 である。ビニエットのシナリオには必ずしも健康関
連 QOL には含まれない可能性がある項目が存在すること、肥満におけるネガティブな側面のみに焦
点が当てられているなどの課題がある上に、同じ肥満症の治療薬であるウゴービの費用対効果評価
よりも大幅に QOL 値を低く設定している(同品目の評価では BMI 35 kg/m2 以上のカテゴリーで 0.089、
BMI 30 kg/m2 以上 35 kg/m2 未満で 0.027、BMI 25 kg/m2 以上 30 kg/m2 未満で 0.011 の QOL 値低下が
設定された)。公的分析では、品目間での評価の整合性も考慮して、ウゴービ(セマグルチド)の費用
対効果評価と同様の設定で再分析を行った。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の発生
製造販売業者の分析では、中等度または重度 OSA 患者を対象にチルゼパチドの有効性を評価した
SURMOUNT-OSA 試験のデータをもとに推計した多項ロジスティック回帰を用いることで、OSA の寛解
や再発に関するパラメータ設定を行った。しかし、SURMOUNT-OSA 試験のデータには、ベースライン
で中等度または重度の OSA を有していた患者しか含まれないため、製造販売業者の手法で OSA の発
症を推計するのは妥当ではない。また、OSA の発症予防効果について、チルゼパチドとセマグルチド
で明確に異なることを示すエビデンスは存在しない。公的分析の再分析では、中等度または重度 OSA
の改善効果については製造販売業者の分析を受け入れた一方で、中等度または重度 OSA の発症につ
いては群間差を設定しない再分析を行った。
製造販売業者から提示された論点は以下の通りである。
チルゼパチドの用量設定
添付文書に記載されている推奨用量での比較が妥当と考える。科学院の設定に同意するもの
ではないが、結論は企業の分析結果と合致していた。
治療効果の推計方法
チルゼパチド 15mg とセマグルチド 2.4mg との間接比較の結果に基づいて、セマグルチドの治療
効果を推定した。セマグルチドの治療効果の値が、比較するチルゼパチドの用量によって変わる設定
の適切性を示す根拠はないと考える。科学院の設定に同意するものではないが、結論は企業の分
析結果と合致していた。
ベースラインでの2型糖尿病の割合
セマグルチドの費用対効果評価で使用された2型糖尿病の合併割合(7.58%)より高い割合の
設定は妥当でないと考える。科学院の設定に同意するものではないが、結論は企業の分析結果と
合致していた。
BMI カテゴリー別の QOL 値
13
製造販売業者は、製造販売業者の実施した、日本人の一般集団を対象としたビニエット調査で得ら
れた QOL 値に基づき、性・年齢で調整することで BMI カテゴリー別のベースライン QOL 値を設定し
た。性・年齢の調整を行う前の BMI カテゴリーごとの QOL 値は BMI 25-30kg/m2 で 0.827、BMI 3035kg/m2 で 0.604、および BMI ≥35kg/m2 で 0.317 である。ビニエットのシナリオには必ずしも健康関
連 QOL には含まれない可能性がある項目が存在すること、肥満におけるネガティブな側面のみに焦
点が当てられているなどの課題がある上に、同じ肥満症の治療薬であるウゴービの費用対効果評価
よりも大幅に QOL 値を低く設定している(同品目の評価では BMI 35 kg/m2 以上のカテゴリーで 0.089、
BMI 30 kg/m2 以上 35 kg/m2 未満で 0.027、BMI 25 kg/m2 以上 30 kg/m2 未満で 0.011 の QOL 値低下が
設定された)。公的分析では、品目間での評価の整合性も考慮して、ウゴービ(セマグルチド)の費用
対効果評価と同様の設定で再分析を行った。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の発生
製造販売業者の分析では、中等度または重度 OSA 患者を対象にチルゼパチドの有効性を評価した
SURMOUNT-OSA 試験のデータをもとに推計した多項ロジスティック回帰を用いることで、OSA の寛解
や再発に関するパラメータ設定を行った。しかし、SURMOUNT-OSA 試験のデータには、ベースライン
で中等度または重度の OSA を有していた患者しか含まれないため、製造販売業者の手法で OSA の発
症を推計するのは妥当ではない。また、OSA の発症予防効果について、チルゼパチドとセマグルチド
で明確に異なることを示すエビデンスは存在しない。公的分析の再分析では、中等度または重度 OSA
の改善効果については製造販売業者の分析を受け入れた一方で、中等度または重度 OSA の発症につ
いては群間差を設定しない再分析を行った。
製造販売業者から提示された論点は以下の通りである。
チルゼパチドの用量設定
添付文書に記載されている推奨用量での比較が妥当と考える。科学院の設定に同意するもの
ではないが、結論は企業の分析結果と合致していた。
治療効果の推計方法
チルゼパチド 15mg とセマグルチド 2.4mg との間接比較の結果に基づいて、セマグルチドの治療
効果を推定した。セマグルチドの治療効果の値が、比較するチルゼパチドの用量によって変わる設定
の適切性を示す根拠はないと考える。科学院の設定に同意するものではないが、結論は企業の分
析結果と合致していた。
ベースラインでの2型糖尿病の割合
セマグルチドの費用対効果評価で使用された2型糖尿病の合併割合(7.58%)より高い割合の
設定は妥当でないと考える。科学院の設定に同意するものではないが、結論は企業の分析結果と
合致していた。
BMI カテゴリー別の QOL 値
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