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2025年度 特別養護老人ホームの人材確保に関する調査について (10 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r7/
出典情報 2025年度特別養護老人ホームの人材確保に関する調査について(2/12)《福祉医療機構》
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2025-010

一方で、昨年度調査と比較すると「勤続 10 年

5

以上」
「定年退職」の割合も若干の増加をみせた。
とくに看護職員は「定年退職」の割合が 9.4 ポ
イント上昇した。今年度に限った動きの可能性
もあるものの、定年延長の検討なども職員の定

最低賃金の引上げ状況
90.6%の施設で最低賃金改定に伴う給与等の
引上げを実施。引上げ額、対象者数ともに 2024
年度調査時点から増加
2025 年度の最低賃金の全国加重平均額は、前

着に向けた対策として有効な手段のひとつとな

年度から 66 円引き上げられ 1,121 円となり、は

るかもしれない。

じめて全ての都道府県の最低賃金が 1,000 円を

以下に、各施設が実施している退職者を出さ

超えた。

ないための工夫について頂戴したご意見の一部

今回調査において、今般の最低賃金の引上げ

をご紹介したい。

に伴い給与等の引上げを行った施設は 90.6%と、

退職者を出さないための工夫 ※一部抜粋

昨年度から 5.2 ポイント上昇した(図表 16)。な

(処遇改善・評価・賃金)
・賃金ベースアップ、給与水準引き上げ
・処遇改善加算・補助金の全算定
・手当増額、賞与増額、物価高騰支援金
・公正な人事考課・評価制度
・福利厚生の充実(検診補助、休暇、記念品等)

お、給与等の引上げを行った雇用形態は、正規
職員が 52.7%、非正規職員が 94.3%であった。

(図表 16)最低賃金の改定に伴う給与等
の引上げ状況

(コミュニケーション・面談・相談体制)
・定期的な個人面談
・管理者・上司・施設長・主任・リーダーによる面談、
声かけ、傾聴
・フィードバック面談、評価面談とは別のヒアリング
・退職希望者・退職者への理由聴取、退職回避に向け
た対話
・相談窓口の設置(ハラスメント、メンタル不調等)
・サンクスカード、感謝を伝える取組み

引上げあり

引上げなし
14.6%

2024年度調査
(n=933)

(子育て・介護・個別事情への配慮)
・育児短時間勤務(3 歳→小 3 まで拡充)
・産休・育休・介護休暇・子の看護休暇の取得促進
・病気・治療・家庭事情への個別対応

85.4%
9.4%

今回調査
(n=935)

(ICT・業務効率化・環境整備)
・ICT 機器・介護ロボット・生成 AI 導入
・業務効率化による負担軽減
・人員配置緩和、夜勤回数削減
・職場環境改善(空調、休憩室、設備投資)

90.6%

※「引上げあり」には引上げ予定を含む

職員一人一月当たりの引上げ額の中央値につ

(人材育成・教育・定着支援)
・プリセプター・メンター・チューター・エルダー制

・OJT 担当配置、新人職員フォロー
・研修制度(階層別・対話研修・マネジメント研修)

いて確認すると、正規職員は 5,615 円、非正規
職員は 5,000 円であった(図表 17)

昨年度調査と比較すると、正規・非正規とも

(勤務体制・ワークライフバランス)
・有給休暇取得促進(断らない、取得率向上)
・残業削減、ノー残業デー、サービス残業なし
・夜勤回数の配慮、夜勤免除
・短時間勤務、時短勤務、パート転換
・ダブルワーク容認
・休みを取りやすい雰囲気づくり

に約 600 円引上げ額が増額され、引上げを行っ
た職員数も増加しており、施設の負担する金額
の規模は昨年度から拡大していることが推察で
きる。

(多様な人材活用・継続雇用)
・高齢者雇用・障がい者雇用の推進
・定年 65 歳・再雇用・継続雇用

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