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ヒアリング資料4(書面) 一般社団法人 全国重症心身障害日中活動支援協議会 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66997.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第50回 12/11)《厚生労働省》
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令和6年度障害福祉サービス等報酬改定後の状況に関する意見等(概要)
【視点 3 】

11 利用者の受益とサービス内容(事業所の負担・労力)に見合った加算の充実

(1)送迎加算のさらなる充実(再掲)
➢ 当協議会加盟事業所の送迎実施率は80%を超えていますが、利用者個々に見てみる
と、事業所による送迎の利用者は60%にとどまります。この割合は約20年間変わって
いません。令和6年改定において送迎加算が増額されましたが、それを踏まえても送迎
に要するコストやスタッフの身体的負担等が大きく、経営体力のない事業所においては、
希望があっても利用者の送迎ができない現実があります。
➢ 重症児者の送迎には、リフト付き車椅子対応車両が欠かせず、利用者及び家族の状況
によってはベッドtoベッドの送迎が必要な事例も多く、その乗降に多くの時間が費やされ
ています。また、1台の車両で複数の利用者を送迎する際には、多くの事業所において
運転手以外に2名のスタッフを添乗させ、実質1対1以上の手厚い体制で送迎しています。
全身性障害を有する最重度障害者の送迎は、少なくとも、短期入所の送迎(片道186単
位)よりも遙かに多くの設備投資及び人件費を要している実態をご理解いただきたいと切
望しております。

➢ 特に医療的ケアを要する利用者の送迎には看護職員の添乗を要するため、看護職員の
常勤配置が必要となります。ある事業所では、10人の利用者の送迎を3方向に3台の送
迎バス等を走らせ、それぞれに看護職員を添乗させて、医療的ケアの利用者を安全に送
迎しています。送迎にかかるコストは利用者1人あたり片道3000円を超えています。
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