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総ー3個別事項について(その4)移植医療 (28 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65351.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第623回 10/29)《厚生労働省》 |
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移植医療に係る現状と課題
(臓器提供の体制及び脳死患者の管理に係る評価について)
• 臓器提供に当たって、ドナーに対して実施された脳死判定及びコーディネート等に係る費用については、脳死臓器提供
管理料において包括的かつ一律の評価を行い、その請求はレシピエントに行うこととしている。
• 令和6年度診療報酬改定において、体制評価指数において臓器提供の実績が評価されている。
• 令和7年10月の「臓器の移植に関する法律」の運用に関する指針(ガイドライン)の改定により、認定ドナーコーディネー
ターは、臓器提供における説明・同意取得等の行為を実施することが可能となった。
• 「認定ドナーコーディネーター」を院内に配置することにより、臓器提供の過程において、あっせん機関のコーディネー
ターの到着を待つ時間が短縮されることで、終末期における患者等の意思に基づく臓器提供の機会を確保できる可能
性がある。
• 令和5年の省令改正により、医学的に脳幹反射の消失等が証明できず脳血流消失検査を要するドナーが、令和7年の
省令改正により、補助循環装置使用下のドナーがそれぞれ臓器提供を行うことが可能となった。
(臓器移植待機患者に対する抗HLA抗体検査について)
• 移植前の抗HLA抗体は、ドナー選択や移植後治療方針に重大な影響を及ぼす因子であり、ハイリスク症例の把握は、臓
器生着率の向上に繋がる。
• 令和6年度診療報酬改定において、感作歴のある症例について抗HLA抗体検査の算定を可能としたところ。
• 抗HLA抗体は、感作歴のない症例でも陽性となることが多いことが報告されており、感作歴にかかわらず、待機期間中
の抗HLA抗体検査測定を実施し、臓器生着率の向上を目指すことが望まれる。
(臍帯血移植について)
• 臍帯血移植に際し、臍帯血のHLA検査等の安全性確認試験が必要となるが、その方法には従来法に加えて近年NGS
(次世代シーケンサー)法が普及している。
• 従来法と比較してNGS法を利用した臍帯血HLAタイピングを行うことで移植成績が向上するというエビデンスが得られ
ている。
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(臓器提供の体制及び脳死患者の管理に係る評価について)
• 臓器提供に当たって、ドナーに対して実施された脳死判定及びコーディネート等に係る費用については、脳死臓器提供
管理料において包括的かつ一律の評価を行い、その請求はレシピエントに行うこととしている。
• 令和6年度診療報酬改定において、体制評価指数において臓器提供の実績が評価されている。
• 令和7年10月の「臓器の移植に関する法律」の運用に関する指針(ガイドライン)の改定により、認定ドナーコーディネー
ターは、臓器提供における説明・同意取得等の行為を実施することが可能となった。
• 「認定ドナーコーディネーター」を院内に配置することにより、臓器提供の過程において、あっせん機関のコーディネー
ターの到着を待つ時間が短縮されることで、終末期における患者等の意思に基づく臓器提供の機会を確保できる可能
性がある。
• 令和5年の省令改正により、医学的に脳幹反射の消失等が証明できず脳血流消失検査を要するドナーが、令和7年の
省令改正により、補助循環装置使用下のドナーがそれぞれ臓器提供を行うことが可能となった。
(臓器移植待機患者に対する抗HLA抗体検査について)
• 移植前の抗HLA抗体は、ドナー選択や移植後治療方針に重大な影響を及ぼす因子であり、ハイリスク症例の把握は、臓
器生着率の向上に繋がる。
• 令和6年度診療報酬改定において、感作歴のある症例について抗HLA抗体検査の算定を可能としたところ。
• 抗HLA抗体は、感作歴のない症例でも陽性となることが多いことが報告されており、感作歴にかかわらず、待機期間中
の抗HLA抗体検査測定を実施し、臓器生着率の向上を目指すことが望まれる。
(臍帯血移植について)
• 臍帯血移植に際し、臍帯血のHLA検査等の安全性確認試験が必要となるが、その方法には従来法に加えて近年NGS
(次世代シーケンサー)法が普及している。
• 従来法と比較してNGS法を利用した臍帯血HLAタイピングを行うことで移植成績が向上するというエビデンスが得られ
ている。
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