造血幹細胞移植について
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造血幹細胞移植（骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植）とは、化学療法又は放射線治療による前処置後に、ドナーか
ら採取した造血幹細胞 ※1 を投与することで、正常な造血機能や免疫機能を回復させ、腫瘍細胞を根絶すること等を目的とし
た、血液疾患等 ※2 に対する治療法である。

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一般的に、化学療法等の治療では根治が困難と見込まれる場合に行われる。
※１ 造血幹細胞とは、正常血液細胞（赤血球・白血球・血小板等）のもとになっている細胞であり、造血幹細胞が体内で増殖・機能分化す
ることでそれぞれの正常血液細胞となる。
※２ 造血幹細胞移植の対象疾患は、白血病や再生不良性貧血等、造血幹細胞移植推進法施行規則に定める疾病（27疾病）に限られる。

造血幹細胞移植の流れ
患者（移植前）

腫瘍細胞

化学療法
放射線治療
（前処置）

患者（移植後）

患者（移植中）

造血幹細胞
（ドナー由来）

正常血液細胞
（患者由来）

ドナー

ドナーから採取した造血幹細胞
を点滴で投与（移植）する

正常血液細胞
（ドナー由来）

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ドナー由来の造血幹細胞が患者の体内で増殖し、
正常な血液を産生する。

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ドナー由来の血球が、患者由来の腫瘍細胞を敵
と見なして、攻撃・根絶する。

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